2014-10-26

何故厚いけど超大容量バッテリー搭載のスマホタブレットはないのか

そろそろ出てくるはずだと信じていた。しかし、出てくる気配がなくて非常にがっかりしている。

そして出てこない理由がわからない。なぜなら薄さよりバッテリー持ちの方が重要からだ。

スマホタブレットの最大の問題点バッテリー持ちだ。

スマホに重視することのアンケートの第1位は必ずバッテリー持ちだ。

スマホ満足度ランキングでは信じ難いことに富士通アップルを抑えて1位になっている。これの理由も「バッテリー持ち」だ。

実際、富士通の最新スマホは3200mAhものバッテリーを搭載している。iPhoneの1.5倍以上だ。

メーカーは薄さに力を入れているが、消費者が薄さを重視しているというアンケートは見たことがない。

iPhone6は6.9ミリ、iPadAir2は6.1ミリデルの新タブレットは6ミリ。それでももはや世間の反応は冷たいの一言だ。

しろ「折れそう」「持ちづらそう」といったネガティブ評価のほうが多いくらいである。

ネット上の評価だけでなく、自分の知り合い達に聞いてみてもおおむね そんな感じである

ほとんどの人はスマホタブレットの薄さには満足しており、これ以上薄くなってもどうでもいいというレベルなのだ

同じことは軽さにも言える。これ以上軽くてもしょうがないというのが正直なところだ。

レビューでは「たった30グラムの違いだが持ち比べると違いがはっきりわかる」とか書かれる。しか普通の人は持ち比べたりはしない。

今のスマホは多くの普通の人の声を無視し、一部のマニアからの「もっと軽く、もっと薄く」という声に応え続けているように思える。

ノートパソコン業界マニアの声に答えつづたソニーが立ち行かなくなっているのはご存じのとおりであり、

一方で、そういった要求には「ほどほどに」応え続けてきたレノボASUSデルは今でも好調なのもご存じのとおりである

一方でスマホバッテリー持ちに満足している人というのはリアルでもネット上でも出会ったことがない。

ガジェット好きという立場上、スマホタブレットの購入に関する相談を受けることも多いが、決まって聞かれるのは「バッテリー持ち」だ。

性能とか機能とかも聞かれるが、ほとんどの場合「もちろん搭載してる!」「もちろんサクサク!」になる。機能や性能には大差はないのだ。

バッテリー持ちこそスマホに残された最後ブレイクスルーであり、バッテリー持ちが最強の端末こそ世界が待望しているものなのだ

薄さ軽さには皆が満足しているのであり、バッテリー持ちは皆が不満に思っている。

であれば「薄さ軽さを多少犠牲にしてでも、バッテリー持ちを改善するべき」なのだ

iPhone4の厚さは9.3ミリ。この厚さでいいのならiPhone6は余裕で倍のバッテリーを搭載できる。

他のAndroidだって1.5倍程度のバッテリーを搭載できるはずだ。

ソニーでもシャープでもサムスンでもどこでもいいので、そういった端末を出して欲しい。

Xperia Firebird、とか、Galaxy Stamina、とか、AQUAS LongLongLife、とか、そういうモデルを出して欲しい。

最初特殊モデルしかないかもしれないが、間違いなくそれがメインストリームになる。

初代GalaxyNoteを最高のスマホと言ってはばからなかった俺が言うんだから間違いないよ。

GalaxyNoteがファブレットの流れを作り、ついにはアップルiPhone6Plusを出したように、超大容量スマホメインストリームになる。

アップルが薄さにしか興味がない今こそチャンスだと思う。

重くて分厚くてもいいので、超大容量バッテリー搭載のスマホを作って欲しい。

GalaxyNoteだって最初はあんなクソでかいスマホを誰が使うんだって言われてたんだ、

それどころか初代iPhoneすら当時はデカすぎる重すぎるって言われてたんだ。

もしスマホの企画担当の人がこれを読んでいるのならお願いがある。自分の心に正直に向かい合おう。今自分が使っているスマホの何が不満なんだ?

本当に薄さが不満なのか? 本当に重さが不満なのか? 本当にスペックが不満なのか? 本当に音質が不満なのか? 本当に画質が不満なのか?

はっきり言おう。不満なのはバッテリー持ちのはずだ。画質やスペックなんて満足しているはずだ。もはやあら探しのレベルなはずなんだ。

もし、本当に本心からバッテリー持ちには満足していて、それよりも薄さやスペックや画質に不満がある、というのなら文句は言わないさ。

VAIOがたどった道を再びたどるが良いさ。茨の道ではあるが、それはそれでマニア受けするのは事実だし一つの道ではあろう。

でも、そうでないなら、ぜひともバッテリーを(薄さ軽さを多少犠牲にしてでも)改善して欲しい。

今までの「薄くなくちゃダメだ、軽くなくちゃダメだ、」という強迫観念から自らを解き放って欲しい。

何よりも日本スマホメーカーアップル中国勢に勝てるとしたらそこしかないんだ。

アップルは薄さにしか興味がないし、中国勢は安いスマホは作れても省電力ではてんで後れを取っている(実体験)。

バッテリーを2倍搭載した超タフネススマホ。これこそ世界が求めているもので、かつ日本しか作れないものだ。

何よりもソニーに期待している。XperiaUltra、あんなGalaxyNote信者の俺でもドン引きの化け物スマホを作れるお前ならできる。お前にしかできない。

快適さでアップルに勝とうなんて無理なんだ。無謀な戦いを挑むのはやめるべきなんだ。それよりもバッテリーだ。

俺達にいつまで毎日スマホを充電する生活を強いらせるつもりなんだ? 見ても区別がつかないくせに解像度がそんなに重要なのか?

付属の安っぽいイヤホン台無しになるくせに音質がそんなに重要なのか? 外出先からリモートでカクカク動作のPS4を遊ぶのはそんなに楽しいのか?

絶対に違うはずなんだ。今解決すべきなのはバッテリー持ちで、バッテリー持ちは薄さ軽さを多少犠牲にしてでも改善して欲しいくらいに不満のあることなんだ。

どうか、素直な心で本当の不満に気がついて欲しい。以前のアップルは「管理の面倒臭さがパソコンの不満」であることに気がついたからこそ管理が簡単なiPhoneを作れたんだ。

でも今の薄さにしか興味がないアップルには期待できないんだ。頼れるのは日本スマホメーカー、お前たちだけなんだ。

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  • http://anond.hatelabo.jp/20141026224427

    人はストレスや不満を感じるから新しい製品に飛びつくわけです。 そこに買い変え需要が発生する。 営業のバカがその需要が失われるような製品売ってくれるわけねーだろ。

    • http://anond.hatelabo.jp/20141026224746

      性能向上が緩やかになったとはいえしばらくは2年程度の買い替えサイクルがそんなに伸びるとも思えないので大容量バッテリモデルくらいあってもいいんじゃないか

      • http://anond.hatelabo.jp/20141026225428

        メーカーの人間はそんなに長持ちさせたいならば、二台用意して交互につかうなり、通話専用のガラケーもつなりして、もう一台買ってくれてもいいんじゃないかと思ってる。

  • http://anond.hatelabo.jp/20141026224427

    分厚くていいなら、普通に外付けバッテリー買えばいいだけの話ちゃうか