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ウクライナ きょう議会選挙 分断懸念も
10月26日 4時55分

ウクライナ きょう議会選挙 分断懸念も
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ウクライナでは政府軍と親ロシア派の散発的な戦闘がいまだ続くなか、26日に議会選挙が行われ、東部の一部の地域を掌握する親ロシア派が選挙に参加しないと表明していることから、東西の分断が固定化する懸念が出ています。

ウクライナ議会選挙は、ポロシェンコ大統領がことし8月に議会を解散したことに伴って実施されるもので、26日に投票が行われます。
議会選挙は、ことし6月、ポロシェンコ政権の発足以来、初めてで、比例代表と小選挙区で合わせて450人の議員が選出されることになっています。
ポロシェンコ大統領としては、ロシア寄りの旧政権とつながりの深い議員を一掃して権力基盤を固め、EU=ヨーロッパ連合への加盟に向けた動きを加速するねらいがあります。
事前の世論調査でもポロシェンコ大統領が事実上率いる与党「ポロシェンコ・ブロック」がおよそ30%の支持を集めていて第1党になる情勢です。
また、民族主義的な政党も支持を伸ばしていて、ロシアへの強硬姿勢が一段と強まる可能性があります。
一方、東部で政府軍と散発的な戦闘を続ける親ロシア派は選挙に参加しないと表明し、東部の一部地域では選挙が実施できない見通しで、親欧米の西部と親ロシアの東部で東西の分断が固定化する懸念が出ています。
投票は日本時間の26日午後3時から始まり、27日午前3時まで行われ、即日開票の結果、27日午後には大勢が判明する見通しです。

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