在特会員ら逮捕:終戦の日、鉢合わせ トラブルに発展
毎日新聞 2014年10月25日 22時06分
「在日特権を許さない市民の会」(在特会)のメンバーら5人が傷害容疑で警視庁公安部に逮捕された事件で、ヘイトスピーチに反対する団体と終戦の日に東京都千代田区内で鉢合わせし、トラブルに発展していたことが捜査幹部への取材で分かった。同部はトラブルの経緯について調べている。5人はいずれも容疑を否認したり、認否について留保したりしているという。
捜査幹部によると、今年8月15日、千代田区飯田橋4の現場近くの飲食店で在特会関係者らの懇親会があり、数十人が店から出てきたところ、ヘイトスピーチに反対する団体のメンバー9人と鉢合わせになったという。
公安部の調べでは、暴行で、ヘイトスピーチに反対する団体の2人が負傷。このうち28歳の男性はあばら骨を折る2〜3カ月の重傷で、39歳の男性は首を絞められ1週間の軽傷を負った。【岸達也】