御嶽山噴火:東京都西部や神奈川県にまで火山灰
毎日新聞 2014年10月02日 19時14分(最終更新 10月03日 18時42分)
民間気象会社「ウェザーニューズ」(千葉市)は、長野、岐阜県境の御嶽山(おんたけさん)噴火によるとみられる火山灰が東京都西部や神奈川県にまで届いていたとの調査結果を公表した。
同社は噴火当日の9月27日からスマートフォンを使ってアンケートや写真投稿による情報提供を呼び掛け、これまでに約1万1700件の報告が集まった。写真を分析した結果、28日夕までに東京都の青梅市や武蔵村山市など多摩地域の4カ所や相模原市で、ベランダの手すりにうっすら積もる程度の降灰が確認できた。
27日は台風17号北上に伴い、本州南側の地上付近で北東風が強く吹いていたという。気象庁は27日夜には山梨県、28日未明には愛知県まで火山灰が達するとの予報を出していた。
同社は近く御嶽山のふもとにライブカメラと小型レーダーを設置し、観測態勢を強めるという。【清水健二】