政治家の公金横領に怒り、ポケットなしスーツ発売 パラグアイ
2014年10月25日 16:45 発信地:アスンシオン/パラグアイ
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×パラグアイの衣料品チェーン「ロベルト(Roberto)」のオーナー、ロベルト・エスピノラ(Roberto Espinola)氏。パラグアイの首都アスンシオン(Asuncion)にある同社の作業室で(2014年10月23日撮影)。(c)AFP/Norberto Duarte
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【10月25日 AFP】高級紳士服などを手掛けるパラグアイの衣料品チェーン「ロベルト(Robert)」が、国内で横行する政治家の汚職に抗議するため、ポケットがないスーツを発売した。
首都アスンシオン(Asuncion)にあるロベルトの店舗には、スーツの新シリーズ「イバニェス(Ibanez)」の「誠実さをファッショナブルに」という宣伝文句が掲げられている。
新シリーズの名称は、邸宅の使用人の給料の支払いに公金を充てたことを認めて起訴された与党コロラド(Colorado)党のホセ・マリア・イバニェス(Jose Maria Ibanez)副党首の名前を取ったもの。
「政治家の汚職に対する嫌悪感を表現するためこのスーツを作った」と話す同社のオーナー、ロベルト・エスピノラ(Roberto Espinola)氏によると、発売以来、注文が相次いでいるという。
エスピノラ氏は、汚職スキャンダルに関与したイバニェス副党首の妻を念頭に、「レディ・イバニェス」という女性向けのシリーズも発売する予定だという。(c)AFP