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 中国共産党の風紀取り締まりを担う党中央規律検査委員会は25日、北京で全体会議を開いた。王岐山・同委書記は習近平(シーチンピン)指導部が「反腐敗」の取り組みをさらに推し進める姿勢を強調し、「党内に派閥を作ることを許さない」と、党員に指導部への忠誠を求めた。

 王氏は「反腐敗の闘いは永遠に途上にある」と述べ、「これほど厳しく臨んでも、なお態度を改めようとしない一部の党員がいる」と厳しく批判。「党内で徒党や派閥を組むことを決して許さない」と述べ、一部の勢力が指導部に逆らい党内の分裂を招くことへの危機感もにじませた。