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パリのピカソ美術館 改修終え再オープン10月26日 8時53分
フランス・パリにある世界最大規模のピカソ美術館が、展示スペースを2倍以上に拡張するなど改修作業を終えて5年ぶりにオープンし、大勢の来館者でにぎわっています。
パリにあるピカソ美術館は、絵や彫刻などおよそ5000点を所蔵する世界で最大規模のピカソ美術館です。
2009年に閉館し、およそ5200万ユーロ(日本円にして70億円余り)かけて5年にわたる改修作業を行ってきましたが、ピカソの誕生日に合わせて25日に再びオープンし、大勢の市民や観光客らが長い行列を作りました。
美術館によりますと、今回の改修作業によって、以前は事務所だったフロアを展示室に転用するなどして展示スペースは改修前の2倍以上に拡張されました。
また、館内ではピカソの画風の変化がよく分かるよう年代ごとに作品が展示されているほか、ピカソ自身が収集したルノアールやモディリアニなどの画家の絵も専用のフロアを設けて展示されています。
訪れた人たちは「以前は展示されていなかった作品もあって、感動しました」などと話していました。