【BOX】本田会長、山中に合格点 次戦「亀田和毅も選択肢」
2014年10月23日6時0分 スポーツ報知
◆報知新聞社後援 ワールドプレミアムボクシング ▽WBC世界バンタム級タイトルマッチ ○山中慎介(12回 判定3―0)スリヤン・ソールンビサイ●=山中が7度目の防衛に成功=(22日、東京・代々木第二体育館)
WBC世界バンタム級王者の山中慎介(32)=帝拳=が、充実の判定勝利で7度目の防衛に成功した。同級1位の指名挑戦者スリヤン・ソールンビサイ(25)=タイ=から7、8、9回と“神の左”で計3度のダウンを奪い、ペースを掌握。元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高氏が持つ世界戦6連続KO勝利の日本記録こそ逃したが、3―0の判定勝ちでバンタム級最強を証明した。山中の戦績は22勝(16KO)2分け、スリヤンは37勝(16KO)6敗1分け。(観衆4200)
帝拳ジムの本田明彦会長(67)は山中に合格点を与えた。「面白い試合だった。中盤から右をうまく使ってペースをつかめていた。これで一皮むけて、もっといい王者になる」と評価。山中が熱望する他団体のバンタム級王者との統一戦については、25日に誕生するIBFの新王者の行方に加え、「国内で試合ができるなら(WBO王者の)亀田和毅も選択肢に入る」と明かした。