【BOX】粟生、次戦にも3階級制覇挑戦「しがみついてでも取る」
2014年10月23日6時0分 スポーツ報知
◆報知新聞社後援 ワールドプレミアムボクシング ▽ライト級10回戦 ○粟生隆寛(12回 判定3―0)ファン・カルロス・サルガド●(22日、東京・代々木第二体育館)
元世界2階級王者でWBC世界ライト級4位の粟生隆寛(30)が、元WBA、IBF世界スーパーフェザー級王者のファン・カルロス・サルガド(29)=メキシコ=を10回判定(3―0)で下した。早ければ次戦で3階級制覇に挑む粟生は「チャンスがあれば、しがみついてでも取りにいきたい」と意欲を見せた。戦績は粟生が27勝(12KO)3敗1分け、サルガドが26勝(16KO)4敗1分け1無効試合。
3階級制覇への前哨戦としてKO勝利を狙っていただけに、試合終了のゴングが鳴るとグラブをロープにたたきつけて悔しがった。「自分に『ふざけんな、このヤロー』というふがいない気持ちだった」と振り返った。
3階級制覇は、親友である長谷川穂積(33)=真正=の夢でもある。「長谷川さんの夢を背負うという気持ちもある」WBC世界スーパーフェザー級王座から陥落して2年。3つ目のベルトを巻く準備は整った。