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【駅伝】立命大・津田、史上初個人4連覇でチーム4連覇狙う

2014年10月26日6時2分  スポーツ報知
  • 5区を走る立命大・津田(手前)は、チームメートの前でポーズをとった

    5区を走る立命大・津田(手前)は、チームメートの前でポーズをとった

 第32回全日本大学女子駅伝対校選手権(報知新聞社後援)は26日、仙台市陸上競技場~仙台市役所前市民広場の6区間38・0キロに26チームが参加して行われる。25日は区間エントリーと開会式が行われ、94~97年の京産大に続き史上2校目の4連覇を目指す立命大は、津田真衣(4年)を最長区間の5区に登録。左脚の故障から復帰したエースは、ぶっつけ本番のレースで史上初の“個人4連覇”を決める。

 史上2校目の4連覇を目指す立命大に、頼れるエースが戻ってきた。津田は9・2キロの5区にエントリー。同区は前回も担っており、チームの優勝を決定づける走りを見せた。「チームも(4連覇に向けて)盛り上がってきた。この舞台に戻って来られてうれしい」と笑顔で語った。

 昨年のカザニ・ユニバーシアードのハーフマラソンで優勝。学生長距離界を背負って立つ存在は、「東京五輪のマラソンでメダル獲得」を大きな目標に掲げている。だが、今年は7月の欧州遠征後に左脚を故障。「特定の場所じゃなくて、いろいろなところを一気に痛めた」。夏はほぼ全休した。9月の関西学生対校女子駅伝も出場できず、チームは13秒差で大院大に敗れ、2位。しかし「後輩のみんなが明るく、それに支えられた」こともあり、1か月の少ない準備期間で大舞台に照準を合わせてきた。浅井明輝監督(67)も「(津田を含めて関西大会を欠場した)主力選手は学生界の代表選手。体調はしっかり合わせてきたと確信している」と期待した。

 大記録もかかっている。出場した過去3回はいずれも優勝。94~97年に4連覇した京産大は、個人で3度優勝を経験した選手はいるが、4年続けて出場した選手はいない。立命大が勝てば、津田は大会史上初の“個人4連覇”を達成することになる。3か月ぶりの実戦は不安材料だが「連覇は先輩が築いてくれたものでもある。正直、走ってみないと分からないけど自分を信じてチームに貢献したい」と意を決した。頂点に立ち続けてきた杜の都で、最後も笑って終わってみせる。(遠藤 洋之)

 ◆津田 真衣(つだ・まい)1993年2月21日、千葉・君津市生まれ。21歳。立命大経営学部4年。君津市立周西中時代はバスケットボール部に所属。市船橋高から陸上を始め、1500メートルと3000メートルで高校総体出場。立命大で13年カザニ・ユニバーシアードのハーフマラソンで金メダル、同1万メートルで銅メダルを獲得。全日本大学女子駅伝は1年生から出場し優勝に貢献。165センチ、47キロ。

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