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 米寿を迎えた英国のエリザベス女王(88)が、初めてツイッターでつぶやいたと話題になっている。

 女王は24日、ロンドンの科学博物館で、情報通信技術に関する新しい展示室のオープンにあたり、展示室に置かれたタブレット端末の前に立った。

 女王が手袋を外してスクリーンに触れる様子を、約600人の招待客が見守る中、ツイッターの英王室公式アカウント(@BritishMonarchy)上に、「皆さんが訪問を楽しんでくれることを望みます。エリザベス女王」という女王の署名入りのつぶやきが現れた。

 女王は、1976年に軍の研究施設から当時は一般に普及していなかった初期の電子メールを送信。また、携帯電話のショートメッセージ機能を使うことができるという。

 女王の初ツイートは、丸1日で約3万5千回リツイートされるなど反響を呼んだ。ただ、米メディアからは「女王のツイートの一部には、タブレット端末でなく、携帯電話のアプリから送信されたことが記録されている。あらかじめ用意されたつぶやきを、スタッフが送信したのではないか」との指摘も出て、さらに話題になっている。(ロンドン=渡辺志帆)