2014年10月25日11時35分
名古屋家裁岡崎支部で家事審判を担当する佐川真也裁判官(31)が23日、寝坊のため午前中に開かれる予定だった審判に現れなかったことがわかった。担当書記官は佐川裁判官と連絡が取れず、代理人弁護士に勝手に別の理由を説明していた。結局、この日は審判を開けず、期日は取り消されたという。
同支部によると、審判は家庭内の紛争に関するもので、同日午前10時から開かれる予定だった。佐川裁判官は時間になっても姿を見せず、電話がつながらなかった。職員が自宅を訪ねたところ、寝ていたという。
一方、この間に担当書記官は双方の代理人弁護士に「別の裁判が長引いている」と説明。その後、佐川裁判官の指示で双方の弁護士と次回期日を調整した。
佐川裁判官は2009年に任官し今年4月から同支部で勤務していた。「8時半ごろに目覚めたが、体調不良で起きられなかった」と説明しているという。
名古屋家裁の藤山雅行所長は「当事者の方にご迷惑をおかけしたことは遺憾。これまで以上に指導を徹底する」とのコメントを出した。
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朝日新聞社会部
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