スカイマークが成田撤退
2014年10月25日20時37分 スポーツ報知
業績悪化による不採算路線の見直しに伴い、成田空港からの撤退を決めた国内航空3位のスカイマークは25日、成田発着便の運航を終えた。同社は「運休であり、状況が改善すれば復活させたい」としているが、見通しは立っていないという。
成田発着便は札幌(新千歳)、米子、那覇と結ぶ路線で、それぞれ1日2往復。空港内のチェックインカウンターや事務所も今月中に撤去する。
同社は、欧州の航空機大手エアバスとの間で超大型機「A380」の売買契約をめぐる違約金問題が発生。厳しい経営状況の中、成田を拠点にした国際線参入計画を全面的に見直すとともに、搭乗率向上が見込めない成田などの発着便を運休させ、羽田に路線を集中させることにした。
成田空港では、スカイマークのA380導入を念頭に対応可能な搭乗橋を2基増設予定だったが、同社の撤退に加え、他の航空会社の一部も同型機の運航を取りやめたため設計を変更した。