長崎の児相幹部、パワハラで処分
2014年10月26日6時0分 スポーツ報知
長崎県佐世保市の高1女子生徒殺害事件の約1か月半前に、逮捕された少女(16)を診察した精神科医からの通報を放置した県の佐世保こども・女性・障害者支援センター(児童相談所)で、部下にパワハラをしていたとして県が男性幹部を厳重注意処分にしていたことが25日、県関係者への取材で分かった。
県は、この幹部が精神科医からの通報の報告を受ける立場だったことから、当時の対応の詳細を調べている。
県関係者によると、児相幹部は勤務姿勢や業務上のミスについて、日常的に部下を厳しく叱責したり威圧的な態度を取ったりしていた。体調を崩し、長期休暇を取った職員もいるという。事件後に職員の内部告発で発覚した。
県によると、児相の職員は6月10日、精神科医からの通報を受け、医師が「(少女が)人を殺しかねない」と懸念しているとの内容をこの幹部らに伝えていた。しかし、結局、児相は内部処理で済ませ放置した。