高校生が電車つくりました!校内の線路往復
2014年10月26日6時0分 スポーツ報知
埼玉県立川越工業高校(川越市)電気科3年生の生徒が製作した電車「川工電鉄」が25日、同校で開催された文化祭「工業祭」で運行された。
架線から電力供給を受け、西武鉄道の特急レッドアロー号の座席を設置した本格電車。校内に敷かれた約60メートルの線路を約10分置きに往復し、合計567人の来場者が楽しんだ。通常の架線からだけでなく、単一電池256個による電気供給での運行にも成功した。
製作には、23日のプロ野球ドラフト会議で日本ハムから8位指名を受けた太田賢吾遊撃手が所属する野球部のチームメート3人を含む13人が携わった。そのうち4人は電鉄会社への入社が決まっている。バラエティーに富んだメンバーでプロジェクトを成功に導いた。
同校の教諭は「90%以上は生徒たちが自主的に考えて作り上げたもの。楽しみながらやってくれたことが何よりです」と話す。文化祭は26日も午前10時から午後3時まで行われる。