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さけの伝統漁法 「居繰網漁」始まる10月26日 7時56分
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新潟県村上市で、特産のさけを取る伝統の「居繰網漁(いぐりあみりょう)」が始まりました。
村上市を流れる三面川の居繰網漁は江戸時代から続く伝統の漁法で、秋の風物詩となっています。
「居繰網漁」は、2そうの舟の間に渡した網の中にさけを追い込み、手際よく網を操って取る漁法で、25日、晴天の下、ことし初めての漁が行われました。
漁師たちは見事な網さばきで体長70センチほどに育ったさけを次々と取っていました。
「居繰網漁」は高齢化で漁師が減るなか、なんとか後継者を育て伝えていこうと、ことしから保存会を作って活動を始めているということです。
漁師たちは「ことしは例年になくさけがたくさんいます。豊漁です」と話していました。
居繰網漁は来月末まで行われ、地元の漁協ではこの漁法を含め、三面川ではことしは去年より8000匹多いおよそ5万匹のさけの水揚げを期待しています。