セニョール・ピンク

登録日 :2014/10/12 (日) 00:12:26
更新日 : 2014/10/23 Thu 01:24:13
所要時間 :約 4 分で読めます





「まとわりつくんじゃねェ小娘共!! もっと若ェ男と遊んでこい!!」

「おれァガキは」

チュパ!!

「ゴメンだぜ」

「「「キャー♡ セニョール♡」」」


セニョール・ピンクは『ONE PIECE』の登場人物。
CV.山路和弘


ドンキホーテファミリーの幹部であり、格闘集団「ディアマンテ軍◆」に所属するコロシアムの大スターの一人。

超人系悪魔の実「スイスイの実」の能力者。地面や壁などいかなる場所も泳ぐことが出来る。

その姿はピケハットをかぶり、おしゃぶりをくわえ、よだれかけをつけた赤ん坊のような格好であり、下半身はまわし一丁という最早意味の解らない格好をしている。ついでに腹も出ている。


だがしかし、その言動はハードボイルドかつ男らしさに満ち溢れており、常に多数の女性に取り囲まれている。

例えば冒頭の台詞はおもむろにトマトを頬張り、汚れた口元を取り巻きの女性(巨乳)のビキニを剥ぎ取って拭い、それを投げ捨てた後の台詞。美人に囲まれながらこんな台詞を言うことが出来るだろうか。いや、出来ない。


本編ではオモチャの家を急襲したフランキーの前に現れ、交戦を開始。(以下アニメ版で追加された場面も含む)

フランキーの機械美のスタイルに込められた誇りと信念といった生き様を理解せず、小馬鹿にして嘲笑する取り巻きの女性たちに向かって


「ケツの青い小娘どもが男の生き様を笑うんじゃねえよ」

「あっ……生き様?」

「そうよ。この俺のおしゃぶりもよだれかけもお前らにキャーキャー言われるためにしてるんじゃねえ」

「このスタイルは」

「俺の生き様なのよ」

「「「ああ~!!!」」」

「ああ~ん。ごめんなさい」「私たち何だか間違ってたみた~い」

敵も己を含め男の生き様に誇りを持ち、いくら仲間といえど男の生き様を笑う者を許さない男… それが、 セニョ〜〜ル・ピンク!


「お前の生き様、俺には分からなくもないぜ。男だからな……」

「ああ……?てめぇ」

「だが……フンッ」

一撃を見舞うセニョール。それを防ぐフランキー。

「俺たちゃ敵同士だ。それとこれとは話が別よ」

「フッ……だよな」

敵の生き様を理解し、互いに通じ合うモノを持ちながらも公私はちゃんとハッキリと分ける男! それが、 セニョ〜〜ル・ピンク!


しかしその戦闘の中、おもむろに靴磨きで歯を磨き出し、フランキーのロケットランチャーをまともに食らってしまう。
スイスイの実の能力を使えば簡単に避けられた攻撃を何故避けなかったのか、それは、



「オウ…勘違いすんじゃねェぞボーヤ達…」

「壁も地面も自在に泳ぐおれの“スイスイの実”の能力は……なにも敵から逃げ回るためにあるんじゃねェよ……」

「……おれァな……!!」

「泳ぎてェ時に泳ぐのよ」

チュパ!!

「「「自由〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」」」


どんな時でも自由な漢! それが、 セニョ〜〜ル・ピンク!

そして全身血まみれの状態でありながらブランデーを豪快に頭から被り、消毒をするセニョール。しかし、そこで一人のモブが叫ぶ!



「……!! ……違う!!」

「違う!! セニョール、あんたが今…死をも覚悟して!! 攻撃を正面からくらったのは……!!」

「背後に……!! 動けねェ仲間がいたからでしょう!!?」


「…そんな昔の話は忘れたよ」

チュパ!!


「「「抱いてセニョ〜〜〜〜〜〜ル♡」」」

自分の身を挺してでも仲間を守る! それが、 セニョ〜〜ル・ピンク!

その後、シュガーが気絶し、ホビホビの呪いが解けていく中、シュガーに対し、



「情けねェあのクソチビ女っ!!!」

「ケガがなきゃいいが……」

「「「キャー♡ セニョ〜〜ル♡!!!」」」


たとえ10年間が水の泡になろうとも案ずるのは仲間の身! それが、 セニョ〜〜ル・ピンク!

更にその後、混乱に乗じてSMILE工場を破壊しに向かったフランキーを追い、



「敵いんのかい!!!」

「それが男だ坊や……」

チュパ!!

「「「キャー♡ セニョ〜〜ル♡」」」


一度始めた決闘の決着(ケリ)は必ずつける! それが、 セニョ〜〜ル・ピンク!

そして戦いの中、フランキーイヤー(生まれつき聴力がいい耳)によって工場の鍵が開けられたことを知ったフランキーは、


「おい……スイミング男……!!」

「おめえにゃ関係ねェ話だが…」

「さっき右手の路地裏で……体が弱く…困っているババアを見かけたぜ!?」

「…そうか、ザマアねえな」


〜数分後〜


「あの鉄人野郎!! ダマシやがって!!」

「困ってるババアなんてどこにもいねェじゃねェか!! ひとまずそれはよかったが!!」


たとえ決闘の最中でも困ってるババアは見捨てない! それが、 セニョ〜〜ル・ピンク!

一方フランキーは現れた工場長・キュイーン(20歳女、巨体)をスープレックスで必殺ネコ耳パンチを叩き込もうとするセニョールの脳天に激突させ、怒り心頭になる工場長に ズキュゥゥゥン! とキスをかまし、責任を取って恋人になれと迫る工場長にセニョールは言う。



「大人の男の決闘に言葉を挟むような女の口を…他に一体…なにで塞げってんだ…!!」

「接吻の一つや二つで動じる様な…まだ尻の青い小娘が愛だの恋だの騒ぐんじゃねェ…!!」

「まったくだ…ガキとの恋なんざ」




「「「いや〜〜〜〜〜〜ん♡何てハードボイルドな2人♡♡」」」


子供に興味はない大人の漢! それが、 セニョ〜〜ル& フランキー!!



「工場は破壊などさせねェ」

「フン…!! 拳で示せ男なら!!」

「始まるれす“男の戦い”が……!!!」


「“おむつ爆弾”!!!」


「“乳首ライト・スペシャル”!!!」



余談だが、16年前は髪型をオールバックに決め、ビシッとスーツを着込み、おしゃぶりではなく葉巻を咥えた見た目もハードボイルドな男だった。
腹も出てなかった。
しかし、10年前にドレスローザに来た時には既に今の服装になり、腹も出ていた。

一体6年の間にセニョールに何が起きたのだろうか……


追記・修正お願いします

この項目が面白かったなら……\ポチッと/