美味しいイチゴも2トントラックで大量に運ばれて来たらげんなりする
高級万年筆だって、2000本もプレゼントされたら大事に扱わなくなるだろう。
多すぎるのではないだろうか? たるんだ腹と同じだ。
ぶよぶよに太った人の多くは、「まぁもう手遅れだよ」と無意識に考えながらファーストフードを吸い込んで行く。
これと同じで、世の中に可愛らしい子が溢れていると、大切にしなくなってしまうと思うんだ。
アダルトビデオの大量生産ぶりを見てもそうだろう。
夜の仕事(AV女優を含む)をやっている人は、日本だけでも五十万人ぐらいいるらしい。
つまり、工場の流れ作業のように男は性欲解消を行っているのだ。
相手は、昔赤ちゃんであったし、「ばぶぅばぶぅ」と泣いた事だってあっただろう。
僕らとなんら変わりない時を過ごしながら、たまたま夜の業界に足を踏み入れたのだ。
正真正銘の人間に対して、僕たちはモノを扱うような対応をしてしまう。
もちろん、金銭が発生している冷め切った関係なのだから、割り切るべきなのかもしれない。
だが、扉の鍵をガチャリと回して非人間的な景色を見てしまっている気がしてならないのだ。
加熱する性欲と金銭欲の交換。そこにあるのは、利益取得のみ。
人の持つ病的な欲望に辟易する
日本中に散らばった可愛い子が微笑む度に、「あぁ。彼女も欲の塊なのだろうか? 神に懲らしめられるべき存在としか思えない」と自然に悲観的な言葉を吐いてしまう。
最低限の保安意識はあるだろうが、時にそこを超えて金儲けに走る可愛い子もいる。
もう世の中には、綺麗な心を持った人はいないのだろう。
否、人類の初期からいなかったと言えるかもしれない。
ゾウを殺し、食い散らかし、踊り明かす。
僕たちに遺伝子を残してくれた過去の人類も、間違いなく利益追求をして生きていた。
熟練した破壊屋だったのだ。
お腹が空くのは、殺しのサイン。
数々の動物が強制的にあの世に送られ、花束も手向けて貰えず、きっとツバを吐かれていた事だろう。
その辺に動物が常に歩いていれば、「一匹ぐらい減っても世の中に流れる風の強さは変わらないよ」と考えてしまう。
モノが大量生産される度に、僕たちは大切にする心を失って行く
化粧技術が発達し、エセ可愛いが生み出された。
僕たちは、本物と偽物を瞬時に判断する驚異的な視力と精神力を持ち合わせていない。
ある程度、可愛い子が持つ特徴をなぞった化粧をする女の子がいると、「これは可愛い子なのだ」と脳が好都合に認識してしまう。
たとえ、化粧を落とすとバケモノよりも恐ろしい未知の生物が現れたとしても、僕らはそれを知らずじまいだ。
やはり、エセ可愛い子が増えすぎたせいで、僕たちは心を腐らせてしまった。
可愛い子が日本にたった一人しかいなければ、きっと僕らは深い愛を持って接する事だろう。
バナナの皮を捨てる感覚で接したりはしない。
「彼女を総理大臣に任命しよう」
大声が上がって署名運動が開始され、彼女の為の豪邸が著名人からプレゼントされるだろう。
一人を残して全員がブスな世界であったら、それだけの優遇措置が可愛い子に対して講じられるのだ。
消費税を20%まで上げて、増えた国の財源を彼女の幸福の為に流しても構わない。
日本男子の90%以上が納得するだろう。
本当は可愛い子はこれだけの得をするべきなのだ。
それが現代の社会はどうだろうか。
エセ可愛いが、卵を割って這い出てくる大量の子グモのように沸いている。
そのせいで、男からの愛が分散されてしまうのだ。
ハッキリ言って男はパニック状態に陥れられている。
エセ可愛い子が過剰供給されるせいで、僕らはプレゼント箱を抱えたまま呆然とするしかない。
愛が、引きこもっている。
- 作者: エーリッヒ・フロム,Erich Fromm,鈴木晶
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
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日記
最近全く遊んでいない。
仕事と勉強と読書ばかりだ。
そのせいなのか、頭が固くなってしまっている気がする。
ここ最近書いた記事も、真面目腐っているモノが多く、腐った魚よりも価値が低い。
人は他者とのコミュニケーションの中で新たなアイデアを思いついたりするものだろう。
仕事関係の相手とのみ会話する日々は不健康なのだ。
またナンパを再開しよう。
様々な女の子と、過剰にクレイジーなトークをして、発散しよう。
そうしない事には、命の有り難みも感じれなくなってしまう。
そもそも僕は、女の子と楽しむのが目標で、社会的地位を高めたり、専門知識を身につけたり、読書をしているのだ。
一生を通して、ありとあらゆる女の子と遊ぶ。
本音を言えば、それが僕の人生における99.9%の意味なのだ。
だから、女の子と遊ばずに仕事と勉強だけに取り組んでいる今は、自殺に向かっているのに等しい。
バランスを取って行こう。