【経理担当者必見】SMバーは「経費で落とせる」と思っている人が10.2%!

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しらべぇ1024SM2*画像出典:Flickr

資金管理団体の不適切な支出を理由に辞任した小渕優子・前経済産業大臣に代わって、経産相に就任した宮沢洋一氏。その資金管理団体「宮沢会」が、広島市内のSMバーの領収書1万8230円を「交際費」として処理していたことが、政治資金収支報告書から判明し、話題を呼んでいる。

広島にはその手の店が限られているため、ネットでは画像の「Club マザン」ではないか、と特定する向きも。

しらべぇ1024SM*画像出典:Youtube

そこで、しらべぇ編集部ではアンケートサイト「マインドソナー」を使って「『SMバー』は経費で落とせると思う人」の割合を調査してみた。結果は以下の通り。

しらべぇ1024SM3

  • 落とせる:10.2%
  • 落とせない:89.8%

9割近い人が「落とせない」と答える一方で、「落とせる派」が少数ながら確実に存在することが判明した。

大手企業の経理担当者に聞いてみたところ、

「『SMバー』と書いてある領収書は、うちの会社では見たことがありませんが、本当に接待などで行ったのなら経費で落とすことは可能。経理の視点で言えば『交際費なので課税処理されるけど、部署に渡している経費予算の中でやってね』ということです」

血税から支払われる政治資金の場合は、“不適切な支出”と問題になるものの、私企業においては経理に門前払いされることはなさそうだ。

また、“夜のお店”の場合、店名ではなく、「◯◯観光」「☓☓興業」のように関係会社名義で領収書を切ることもしばしばある。宮沢大臣の場合も、そうした領収書が間違って紛れ込んでしまった可能性もあるが…

「『◯◯観光』のような領収書は、ひと目見ただけで『怪しいな…』というのはわかります。そういうものは裏付けを取る場合もあるので、1人で通っていたり、単なる自分の趣味だったことが判明すると、懲戒処分を受けるかもしれません」

とのこと。そんなわけで、私企業においては「経費で落とせる」と答えた10.2%が正解なのだが、怪しい領収書を出して経理に目をつけられるのは避けたほうが賢明だろう。

ちなみに宮沢大臣は「自分は行っていない」と答弁しているが、有権者のムチは女王様よりも手痛い責めになるかもしれない。

(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト