下は自動運転システムの基幹システムを作っている会社、モービルアイ(ティッカーシンボル:MBLY)の自動運転システム紹介ビデオです。



ここでモービルアイのチーフ・テクノロジー・オフィサーが強調しているのは、「自動運転システムは消費者からのニーズが高いけど、問題はコストだ」ということです。

折角、自動運転システムが完成できても、コストが高すぎては消費者の手に届きません。

モービルアイはカメラ・ベースの自動運転システムを開発することで、コストを安く抑えています。

なお、自動運転システムは、ある日突然、我々の眼前に登場するタイプの技術ではなく、段階的に、運転のある局面だけに関して導入されることが繰り返され、最終的に完全自動運転にまで持ってゆくというステップを踏みます。

そう書くと違和感を持つ読者も居るかもしれませんが、例えば現在、殆どのクルマには高速道路でのクルーズ・コントロール・ボタンが装備されています。これはある特定のシチュエーションで、ドライバーの負担を軽減するひとつの例です。

モービルアイは未来のクルマのOSを司る、重要なストーリーです。全ての投資家が、このストーリーに今から習熟しておく必要があると、僕は思います。

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