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堀込泰三堀込泰三  -   08:00 PM

手遅れになる前に対策を。お金の浪費を招く8つのきっかけ

手遅れになる前に対策を。お金の浪費を招く8つのきっかけ

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浪費には8つのトリガーがあると言われています。手遅れになる前に対策を。


「お買い得」の瞬間


心の底から欲しかったジーンズが、格安で売られているのを発見! それは、人生で最大級の快感ですよね。いや待てよ。ドラッグストアでポイントを貯め、ついに500円引き券を手に入れたときの方が快感かも?

いずれにせよ、この手の「お買い得」には心が躍るものです。

カリフォルニア州の中毒治療施設で局長を務めるRee Karim精神科医は、このようなワナに陥らないように警鐘を鳴らしています。「お買い得だと思うと、あまりの興奮に陶酔して、どんどん出費をしてしまう人がいます」。

商店はこの陶酔反応を熟知していて、うまく利用して買い物客を引き込もうとします。「Fox Business」のレポートによると、店内の全商品がセールのような見せ方をして、堅実な買い物客の財布のひもを緩めようとする商店がよくあるそうです。また、元値を引き上げておいて、さも値下げをしているかのように見せることも。


この浪費を抑えるには:買い物客は、本当にお買い得なバーゲンを見分けて、利用するべきです。「クレジットカードで買わなければならないようなら、それはすでにお買い得ではないというルールを覚えておいてください。利子ですぐにお買い得ではなくなります」と言うのは、節約に詳しいRegina Novickisさん。

それに、本当にそのセールに価値があるのか、購入を決断する前に、じっくり考えてください。特に、割引クーポンなどのサイト中毒になっている人は要注意です。

いらないものに対するバーゲンは、本当にお買い得なのか?」と自問する癖をつけてください。3万円のデザイナーランプを半額で買えるとしましょう。本当にそれがほしければかなりの儲け物ですが、そうでないのに買っても、1万5000円を無駄にするだけなのです。


新居への引っ越し


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我が家をイメチェンしたいという欲求、その名も"new home syndrome(ニュー・ホーム・シンドローム)"の影響で、お金を浪費してしまう人がいます。カーテンやブラインド、しゃれた家電、「必須の」家具を買うお金だけでもバカになりません。

American ExpressとEcho Researchが2013年に行なった調査の結果、住宅所有者のほぼ4分の3が、家のイメチェンに4000ドルを使う計画を立てているそうです。そのうち300ドルは装飾品に充てられているのだとか。

でも、必需品の購入と明らかな散在とは異なります。本当に、そのフラットスクリーンテレビは"必要"ですか? それとも、ただ"欲しい"だけですか?


この浪費を抑えるには:引っ越しをする前に、新居での必需品を必ず明確にしておきましょう。そのうえで、現実的な購入計画を立てます。「大事なのは、一度にすべてを買うことはできないと受け入れること。そこで、引っ越し直後から必要な必需品と後日でも構わないものを分けて、計画を立てるといいでしょう」と、サーティファイド・ファイナンシャル・プランナーのLaura Scharr-Bykowskyさんは述べています。


一攫千金を得た


税金還付、ボーナス、相続など、予期せぬお金でも、銀行口座に振り込まれると、そのまま貯蓄しておくことが多いでしょう。ところが、それが現金で手に入ったとたん、気が大きくなってしまいます。

Novickisさんによれば、棚ぼたで入ってきたお金は、毎日の予算とは別物のように感じられることがその原因なのだそう。


行動経済学ではこれを「心の会計」と呼んでいます。これは、いつもの稼ぎよりも「もうけ」を軽く扱うことを意味します。


わかりやすいのが、宝くじに当たった人が破産するケースです。


この浪費を抑えるには:「(棚ぼたでお金が入ったときにどうするかを)事前に計画しておかない限り、人はどんどんそのお金を使いたくなってしまいます」と、Scharr-Bykowskyさんは言います。彼女は最近、遺産相続したその月にクルマを2台買い、カリブ海にバケーションに出かけ、ほかにも浪費している潜在顧客に会ったばかりなのだとか。

もっとマシなアプローチ? それは、そのお金に手を付ける前に、計画を立てること。

非常用資金として半年分の生活費を用意できていないのであれば、最低でもそれだけは貯金することをScharr-Bykowskyさんは勧めています。それが貯まったら、今度はできるだけ多くのお金を、老後の資金に回します。

それができて初めて、娯楽にお金を使うことが妥当になるのです。「全額を娯楽に使ってはいけません。お金の最終目標は見失わないこと」とNovickisさん。9割は大きな目標に向けてとっておき、残りの1割をぜいたくに使うぐらいがちょうどよさそうです。


就職活動中


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就職面接にはふさわしい服装をすることが大事なのはご存知だと思いますが、それを証明する研究結果も出ています。2011年に行なわれた調査では、人が誰かの能力と信頼性を判断するのにかかる時間は、わずか4分の1秒であることが示されました。その際に基準となるは、あなたの予想どおり、外見です

1つだけ問題があります。それは、"ふさわしい"服装が、安くないこと。男性なら、基本的なスーツで300ドルから599ドル、女性なら、面接にふさわしいアンサンブルで300ドルぐらいはするでしょう。

求職者がお金を使いたくなるのは、服装だけではありません。熱心な求職者は、「LinkedIn」のプレミアムメンバー(プロフィールの閲覧者に関する情報を詳細に知ることができる)のようなサービスにお金を払いたくなるのです。その価格は、なんと、月に119.95ドル


この浪費を抑えるには:上質な服装1つにしぼって、予算の範囲内で投資するのであれば、それだけの価値はあります。ただし、大切に使って、長持ちさせること。

LinkedInのアップグレードは確かに魅力的かもしれませんが、予算を超えるのであれば、無料の基本メンバーで抑えておいた方がいいでしょう。少しがんばれば、友人や知人、SNSを通じて、貴重なコネクションができるはずです。先ごろForbesが発表したレポートによると、リクルーターの65%がFacebookを、55%がTwitterを使って、志願者を探しているそうです。


友人と張り合う


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誰にでも、金遣いが荒い友だちがいるはずです。その種の友だちと一緒にいると、グループ内でケチだと思われたくないあまり、一緒になって浪費してしまうことになりかねません。


「私たちのアイデンティティは、購買習慣と結び付けられることが多いものです。特に、人前での買い物が、その人らしさを作ります。ですから、友だちと一緒に出掛けて、自分のことを知ってもらいたかったら、購買習慣が自分を定義してくれます」とKarim医師。


この浪費を抑えるには:できるだけ、あまり出費の多くない方法で友だちと会うようにしましょう。例えば、コーヒーを飲むとか、ハイキングに行くとか。

付き合いで街に出なければならないシチュエーションになってしまったら、自分と同じように、浪費を抑えたいと思っている人と結託することを、Scharr-Bykowskyさんは勧めています。


節約仲間を見つけましょう。一緒に体重減を目指すダイエット仲間と同じような感覚です。同じ立場の仲間を見つけることで、グループに対して安い店を勧めることができるようになるでしょう。


また、バンダービルト大学とテキサスA&M大学が行なった研究によると、ともに浪費と戦った仲間は、戦友として絆が強くなるとのことです。


バケーションでリラックス中


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小旅行、スパ、リゾート地のお土産屋さんで買う20ドルの日焼け止め――これらはすべて、リラックスにつながりますが、同時にコストにもなります。

American Expressが2013年に行なった調査によると、平均的なアメリカ人は、夏の旅行だけで1145ドルを使っているそうです。しかも、その金額の大半は無計画に使われたものであるとScharr-Bykowskyさんは言います。

「ほとんどの人が飛行機代とホテル代しか予算に入れていないため、想定外の出費がかさんで予算を大幅にオーバーしてしまうのです」。


この浪費を抑えるには:Scharr-Bykowskyさんによると、バケーションの出費を考えることは、トレードオフなのだそうです。高級ホテルにお金をかけるのであれば、しゃれたレストランでのディナーを控えるという具合に。

「想定外」の出費を考慮するには、旅先で何をするかを出発前に考えておく必要があります。事前に宿題をやっておけば、直前割引と銘打った(にもかかわらず高額な)日帰りツアーに、現地で飛びついてしまうことはないでしょう。

Novickisさんが、おまけの情報を教えてくれました。


事前にホテルのコンシェルジェに電話すれば、現地のツアー会社とその料金を教えてくれるでしょう。そうすることで、事前にコストを想定しておくことができます。


特別な日のお祝い


結婚式、ベビーシャワー、昇進祝い、誕生日。お祝いという名のもとに出ていくお金は、終わることがありません。どれだけ相手のことを祝いたくても、または自分にご褒美をあげたくても、それらのお祝いはどんどん膨れ上がっていくのが厳しい現実です。

Karim医師によると、大好きな人のためにお金を使いすぎてしまうのには、いくつかの要素があるんだそう。「愛着が、支出に気をつけるという現実的なニーズを上回ってしまうのです」。別の言い方をすると、現実性よりも感情が勝ってしまうということです。

もう1つの要素は、私たちとお金の関係。Karim医師によれば、私たちの多くが、人を味方に引き込む目的や感情的なつながりを育む目的でお金を使うことがあるそうです。それに、相手のためにお金を使うことで、気にかけていることを示すこともあります。


この浪費を抑えるには:誕生日や記念日などの特別な日に向けて、事前に少しずつお金を貯めていきましょう。そうすれば、その日が近づいても、お金で困ることはありません。週に20ドルだけでも、5ヶ月あれば数百ドルになりますよ。

Scharr-Bykowskyさんは、不意にプレゼントが必要になったり、お金を貯める時間がない場合、奇想天外なアイデアを考えるべきだと言います。

購入済みのネックレスに合わせてバラの花束を買うのではなく、手書きのラブレターを添えるというのはどうでしょう。追加料金をかけずに、パートナーの心に触れることができるでしょう。

ほかにも、友人の結婚式に向けて招待状の返信先を買って出るとか、いとこのベビーシャワー用に何か自作のものを提供するとか、義父の退職祝いにランチを作るとか、スマートな方法はいくらでも考えられます。


何となくお金を使いたい


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自分へのご褒美としてお金を使いたくなる人は多いでしょう。「私にはその資格がある!」とつぶやきながら、ネイルサロンに行ったり、大好きなレストランに向かったり。

この考えが危険なのは、気分と支出習慣が直接リンクすることだとKarim医師は言います。それは、非常に危険な道なのです。


何となく気分がさえないとき、その感情を埋め合わせようと、特定の行動をすることがあります。一部の人にとって、それは出費であり、モノを買うことなのです


この浪費を抑えるには:ここでも、予算が許すのであれば、妥当なぜいたくはOKです。

そうでない場合や、そのような機会があまりにも頻繁な場合は、あまりお金のかからないご褒美を自分にあげることをScharr-Bykowskyさんは勧めています。例えば、好きな映画を見るための時間を確保するとか、大量のアイスを食べるとか。ポイントはとってもシンプル。自分へのご褒美は、お金である必要はないのです。


Marianne Hayes(原文/訳:堀込泰三)

Photos by Andy Dean Photography (Shutterstock), Jeremy Levine, bpsusf, Gareth Williams, Kenny Louie and Steven Depolo.

 

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