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エボラ出血熱 米で行進「偏見やめて」
10月25日 19時30分

エボラ出血熱 米で行進「偏見やめて」
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アメリカで西アフリカから帰国した男性医師がエボラウイルスに感染したことが確認され、不安が広がるなか、エボラ出血熱の流行が続く西アフリカからの移民などがニューヨークの中心部を行進し、アフリカ系住民への偏見をやめるよう訴えました。

アメリカでは、エボラ出血熱で死亡したリベリア人男性の治療に関わった看護師がエボラウイルスに二次感染したほか、ニューヨークで西アフリカから帰国した男性医師の感染も確認されました。
こうした状況に不安が広がるなか、ニューヨークで24日、アフリカからの移民で作る団体が、エボラ出血熱の感染拡大の防止とともに、アフリカ系の住民への偏見をやめるよう訴えて行進しました。
行進には西アフリカからの移民などおよそ80人が参加し、「汚名を着せないでくれ」などと声を上げながら横断幕を掲げ、ニューヨークの中心部を歩いていました。
現地の報道によりますと、エボラ出血熱を巡って、アメリカではリベリア人の男性の感染が確認されたあと、アフリカ系の住民が職場の上司から理由もなく仕事を休むように言われたり、握手を断られたりするなど、偏見が広がっているということです。
参加者の1人で西アフリカのギニアから移住した男性は「お金にエボラウイルスがついているからと、アフリカ系住民が買い物をさせてもらえないケースもある。大きな問題だ」と話していました。

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