事件地検川崎支部から容疑者逃走 強盗・強姦容疑者2014.1.7 15:59

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地検川崎支部から容疑者逃走 強盗・強姦容疑者

2014.1.7 15:59 性犯罪
逃走した杉本裕太容疑者(神奈川県警提供)

逃走した杉本裕太容疑者(神奈川県警提供)

 7日午後、川崎市川崎区の横浜地検川崎支部で、弁護士と接見中だった同市多摩区宿河原、無職、杉本裕太容疑者(20)=強盗や集団強姦などの容疑で逮捕=が逃走した。神奈川県警は警察犬のほか、パトカーなどの車両約850台、ヘリコプター2機、船舶2隻を投入して周辺を捜索。警視庁にも応援を要請して行方を追っている。

 杉本容疑者は身長約167センチ、体重約64キロで、逃走時は白色トレーナーに紺色のスエット、靴下姿で靴は履いていなかった。午後6時ごろ、同支部近くの民家の庭でよく似た白色トレーナーが見つかり、県警で確認している。

 県警によると、杉本容疑者は7日午前に送検され、午後1時45分ごろ、同支部6階の取調室で手錠を外して弁護士と接見。途中でトイレに行き、腰縄を再び締めた後の午後2時15分ごろ「腰縄が緩くなった」と訴え、50代の男性巡査部長が背後に回った瞬間、腰縄を下ろして未施錠のドアから階段を駆け下り逃走した。

 この直前、検察事務官が取調室を出たため、室内には杉本容疑者ら3人だけだった。腰縄の確認時、杉本容疑者はドアから約3・3メートルの位置に立っていた。杉本容疑者は同支部1階から目の前の道路を赤信号を無視して突っ切り、多摩川方面に逃走。男性巡査部長は、道路を走ってきたトラックに阻まれて見失い、110番通報した。

 杉本容疑者は逮捕容疑について、現金を奪ったことは認めているが、強姦は認めていないという。

 横浜地検の中村周司次席検事は「誠に遺憾。状況などの公表は差し控えたい」と話した。

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横浜地検川崎支部から容疑者が逃走。逃げた容疑者の捜索のため、地図を確認する警察官ら=1月7日、川崎市川崎区JR川崎駅東口(早坂洋祐撮影)
横浜地検川崎支部から逃走した容疑者を捜すため、周辺をパトロールする警察官=7日午後10時4分、川崎市川崎区(早坂洋祐撮影)
横浜地検川崎支部から容疑者が逃走。逃げた横浜地検川崎支部の建物前には多くの報道陣がつめかけた=1月7日、川崎市川崎区(早坂洋祐撮影)

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