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上野駅前の刺傷事件 「数日前から野宿」10月25日 21時22分
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24日夜に東京のJR上野駅前で会社員の男性が刃物で刺されてけがをした事件で、逮捕された男が調べに対し「仕事を辞めたあと貯蓄を取り崩しながら生活を続け、数日前からは上野で野宿をしていた」と供述していることが、警視庁への取材で分かりました。
警視庁は、男が生活に困り刑務所に入るために事件を起こした疑いがあるとみて調べています。
この事件は24日夜、台東区のJR上野駅前で46歳の会社員の男性が果物ナイフで足を刺されて全治およそ1か月のけがをしたもので、警視庁は住所不定無職の苫米地昭容疑者(38)を殺人未遂の疑いでその場で逮捕しました。
2人は面識がなく、これまでの調べに対し苫米地容疑者は「刑務所に入るために人を殺そうと思った」と供述していますが、その後の調べに対し「仕事を辞めたあと貯蓄を取り崩しながら生活を続け、数日前からは上野で野宿をしていた」と供述していることが、警視庁への取材で分かりました。
苫米地容疑者は逮捕されたとき、所持金がほとんどなかったということです。
凶器の果物ナイフについては「事件当日に上野の100円ショップで購入した」と供述しているということで、警視庁は苫米地容疑者が生活に困り、刑務所に入るために事件を起こした疑いがあるとみて調べています。