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エボラ対策、入国後最大3週間強制隔離…米2州

読売新聞 10月25日(土)12時24分配信

 【ニューヨーク=広瀬英治】ニューヨーク州のクオモ知事と、隣接するニュージャージー州のクリスティー知事は24日、ニューヨーク市内で共同記者会見し、エボラ出血熱に対する2州独自の検疫強化策を発表した。

 西アフリカ3か国(リベリア、シエラレオネ、ギニア)でエボラ出血熱の治療にあたった全ての医療関係者について、ニューヨーク州のジョン・F・ケネディ国際空港と、ニュージャージー州のニューアーク国際空港から入国する際、医療施設に隔離したり、自宅からの外出を禁止したりする。期間は最大21日間。

 ロイター通信によると、24日、ニューアーク空港から入国しようとした女性医療関係者が隔離された。

 クオモ知事は「この地域から来る人はそれほど多くない」と述べ、空港で隔離業務にあたる人員を増やす計画がないとした。

 米政府は検疫強化の一環として、西アフリカのエボラ出血熱流行国からの入国者の受け入れをケネディ、ニューアーク両空港と首都ワシントン、シカゴ、アトランタの計5空港に限定している。

最終更新:10月25日(土)13時5分

読売新聞

 

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