活動報告
2014年 05月18日 (日) 13:02
裏七十九話 アップしました。
5月18日 19:00です。
以下、頂戴したご感想への返信です。
>デーバス王国にベンケリシュの迷宮があるということですがこの迷宮の命名からしてベンケイと何か関係が・・・?
あ、いや、それは考えてませんでした。
>最後の1人はたしかシャワーを浴びていなかったはず。猪からの集中攻撃?
猪から集中攻撃を浴びたかどうかまではわかりませんが、恐らく助かることなく亡くなっているでしょう。
>まあ、不安定な職業なので、年数による昇給ではなくとも階層による昇給はアリだと思います。
階層による昇給ですか。確かに階層によってガイド料金が変わりますから、アリっちゃアリですね。しかし、今の時点でその日の収入の2%(正確には1.5~2%の間のどこか)なので、ゼノム以下五人に対しては毎日平均で収入に対して8.75%の支払いを行っている勘定になりますね。それに、迷宮内での食費や、入場税も少額(結構な代金になってはいますが)ながら雇用主である主人公が支払っています。契約外でのボーナスでこれだけの金額を支払っているので契約自体を変更して基本給を上昇させる意味はあんまりないかと思います。通常の商売で例えるなら粗利益から支払っているので結構高額だと思います。
>殺戮者の資金事情を色々と推計してみました。
いろいろとお考えいただき、嬉しいです。
ですが、ウェブドスの常設軍とでも言うような騎士団は一章の資料に記載が有る通り、「常備軍のうち30人ほどは騎士、残りは従士70人と兵站部隊100人」くらいなので維持費は仰るほどはかかりません。実は一章を書いている時に誰かご指摘してくるかなぁと思っていたのですが、主人公の実家がウェブドス騎士団に納入しているゴム製品のブーツやサンダルは訓練等で使われる消耗を考えても常設軍だけだと多過ぎる量です。その他の残りの量はウェブドス侯爵領内の別の村や町の領主を中心に再販されています。ウェブドス商会から買っていないのはドーリットのキンドー士爵とバークッドくらいでしょうね。実は一章の中にそういう他の村や街のエピソードも入れようと考えていましたが削っています。(ウェブドス侯爵領内でバークッド村は一二を争う貧しい村でしたが、今は真ん中くらいまで来ています。ちなみに同時期で一二を争っていたのはクローの出身のバフク村というところですが、あそこは現時点で文句なしに一位です。なお、領主の生活はバフク村の領主の方がいい生活の模様。インフラ整備などの普請にどれだけ金を突っ込んでいるかの違いですね)
ウェブドス侯爵領の税収はだいたい年間で300億Zくらいと設定しています。そのうち、領地内の農業及び人頭関連での税収は220億Zくらいですね。で、全体の8%弱、約23億Zが軍事費に割り当てられています。使い道は人件費や装備品費だけでなく、糧食や遠征時の積立など使用用途は多岐にわたります。例えばデーバスとの小競り合いで戦死した人への補償費用も含まれます。侯爵領内の村で例を取るなら、以前バークッド村でも戦死者が出ました。彼は息子に従士位を引き継いだ平民のジャッドというのですが、当然家族がいました。その遺族に対してウェブドス侯爵から500万Z、グリード士爵からも1000万Z程度は支払われたと思います。これはウェブドス侯爵領が豊かだからです。他の領地ではこんな補償なんか無いところが殆どです。
主人公がどう考えているのかは後々明らかになっていくでしょうが、ここまでの手厚い補償は無理にしてもお手本として考えてはいるでしょう。
>けど、読み返すだけの値打ちは十分ありました。
うわー、すっごく嬉しい言葉です。ありがとございます。
コメント
でも、すぐに戦争になるという事も無いのかもしれませんね。
詳細な回答有難うございました。
相変わらず設定がすごくて、色々と想像が捗りそうです。
>ウェブドス侯爵領の税収
他読者様の返答ですけど、税収とかいろんな維持費とか詳細な設定まで世界観が作りこまれていて新しい情報がでるたびいつもながらびっくりします。
特に金額のような数字をだしておきながら妥当な理由付けで違和感をなくしているところがすごいです。
これならデーバス王国とかラルス王国の詳細設定までありそうですね。
戦争関連ではロンベルトとデーバスが取り上げられているだけですがロンベルト王国周辺にはデーバス以外の国もあるわけでそういう詳細設定もあったとしたら
どれだけ世界観ひろいのかと想像すると妄想が捗りそうです。