活動報告
2014年 05月17日 (土) 13:58
第八十七話 アップしました。
5月17日 19:00です。
以下、頂戴したご感想への返信です。
>アルの仲間たちが、それぞれただの迷宮探索だけでなく、その次の目標を見据えて行動しているように感じます。
なんとなくゼノムやトリスなんかはそう考えている節がありそうですね。
>最終的に男坂を登ることにならなければですけど
そこは大丈夫です。
>有能は有能なんだけど…現代ならブラック企業で過労死してそうだが。
そうですね。戦闘が強いのは最低条件でしょうがね。搾取されてても気がつかないか、現状に甘んじるタイプでしょうね。でも、それが大多数の普通の考えでしょうね。そうじゃないと革命が起こって共和制に移行するか、そういう国がないとおかしいです。なお、現在のオースに共和制の国は無いという設定です。
>ギベルティも地図の写しを持っているのでしょうか?
ギベルティは六層に足を踏み入れていませんので持ってないです。
六層以下の部屋を拠点にする場合、六層を通るときは渡すでしょうね。その場合、最悪地図情報くらい漏れてもいいと考えているのかもしれません。
>奴隷でない男従業員同士通じるものがあるのだろうか
そりゃああるでしょう。通じるものというか、普通に付き合っていると思いますよ。
>>ジンジャーを殺して身ぐるみ剥がれていても文句は言えなかった。
>え、それはさすがに…。なんか迷宮内での倫理観がよくわかりません。
迷宮内で助け合いをするメリットが殆どないためでしょうね。強敵を倒すために一時的に共闘するなんてこともメリットになるかどうか首を捻る所です。得た財宝の分け前で確実に揉めるでしょう。半々にすると言っても戦闘において半々の働きをするなんてことは有り得ませんし、働きを公平に評価する基準なんか無いでしょう? 公平でない時点で共闘ではなく、どちらかの従属になるんじゃないですかね。それに、ライバルは出来るだけ少ないほうが自分たちの実入りが増えるでしょうから、可能であれば外にばれること無い迷宮内で闇討ちして処分しておきたいところです。迷宮に潜る理由は「財宝を得るため」ですかね。それ以外に「名誉」なんてこともある「かも」知れませんが、ロンベルト一世のように八層や更に深部まで行かない限り「名誉」なんてものも無いでしょう。公平なスポーツやゲームで競っているわけではありません。
>逸れた時、中心目指しての移動指示出してあるのに、後書きの1mで凍らせるというのは、行動矛盾が有るように感じますが…
迷宮全体の床を凍らせるなんてことはレベル9でも無理です。それに、今の主人公の火魔法はレベル8ですから1辺50m立方、125000立方メートルまでの水しか凍らせることは出来ません。通路の幅10mとしても深さ1mで12.5Kmの通路を凍らせることが可能ですが、そんなに長い距離を見通せるわけありません。正確な地図があっても誤差はあるので曲がり角ひとつ分くらいの長さを凍らせるくらいじゃないでしょうか。氷に乗って移動すれば数分で通れるでしょう。
数分程度じゃマイナス三十度の氷でも凍傷にまでは至らないでしょう。全員ブーツもズボンも着用していますし。また、転移の罠は地図に記載していますのでその部分は通路の端に引っ付くように避ければ問題ない(最初から通路の端しか通らないのも手ですね。ボブスレー見たいにコースを整形しても良いかも知れません)かと。
>事前にアルが説明してたはずなんだが・・・
傍にいたとは言え、リーダーの人に話しかけていますからね。ラミレスくんはまともに聞いていなかったか、リーダーが改めてきちんと説明していなかったんでしょう。だからシャワーを浴びないメンバーがいても見逃されたのでしょうね。それも含めてリーダーのゼミュネルさんのアホ加減が際立っています。アルが言った情報が嘘で、シャワーなんか必要なかったとしても損はありませんからきちんと全員に浴びさせるべきです。
>6層でPTメンバーがはぐれてしまったときの対処方法で出来るだけ長期間5層の転移の水晶棒の間で待つべきだと論じていますが、それって意味あるんでしょうか?
意味はあるでしょうね。確かに戻ったときにすぐ上まで行ける可能性は高いですが、怪我をしていたりしてやっと戻った場合など、五層の転移の部屋のどこに転移するかわからない以上、介添え者が居た方がいいに決まってます。瀕死の重傷を負っている可能性も否定できません。可能であれば治癒の魔法が使える人が残っているのがいいですが、リーダーが居れば安心も出来るでしょう。モンスターの攻撃から逃れ、やっと六層の転移の水晶棒を掴んで戻り、五層の部屋の端っこ(だいたい一辺30mくらいはあります)に戻っても、大怪我を負っていて絶望的な10m以上の距離、ということもたった一人で戻ったのなら充分に考えられます。
>それ以前に主人公がギベルディの肉体レベルアップさせないのに疑問を感じる。
まだ良いと思ってるんじゃないでしょうか? 六層を通り抜けるようになる頃でも遅くないでしょう。肉体的にはレベルは9もあれば充分でしょうし、そのレベルにするにはあと7万くらいの経験でOKです。その気になれば休日を何日か潰せば出来るでしょうからね。
>アルの思考の流れが、なんだか稟議書を作成中のサラリーマンそのものですね。
ちょっと笑いました。言われてみると確かにそうですね。
コメント
迷宮の倫理観をあえてこの台詞で説明する意味もあるんじゃないでしょうかね。
こんな台詞、考えが当たり前のように定着しているのがこの迷宮であると物語を読んだときに私は解釈しました。
主観ですけど冒険者自身がそこまで拘っていないようにも思えます。別の冒険者が同じ境遇になった場合、その冒険者の嗜好ではまぽよさんがおっしゃる最適な回答をする人もいたりいなかったり・・・中には皮肉や捻くれた回答をする冒険者もいるのでは。言い回しについては個性の範疇に思えました。
何を為せば「悪」と判断するかについては個人の価値観次第で決めていいと思います。
ブライトブレイドのように率先して闇討ちする者を「悪」と断定するのも個人の自由でしょう。
しかしこの価値観のみで「悪」だからといって物語の中で罰することはできないだけです。
証拠か状況証拠が揃えば処刑されているようなので逆に証拠が揃わない限りは「悪」でも迷宮ライフなんでしょうね。善だろうが悪だろうが迷宮内で成果をあげるにはあまり意味を為さないと思います。ただ悪と評判が立てば迷宮内外で警戒されるだろうし悪影響はでると思われます。
国が迷宮を管轄してるにも係わらず内部に騎士を送らない理由はアルが迷宮に到着したとき、騎士団で会話しているので迷宮内部に治安のないのは仕方のないことだと思います。そんな無法地帯でも一攫千金目指して命を張った冒険者が集うわけです。こんな状況で倫理観育つように思えません。
返信ありがとうございます。
>キズさん
ブライトブレイドが放置されていたのは「証拠がなかったから」ですよね。
“アウト”というのは、“倫理観的に”“普通は”アウトじゃないのかな、ということです。
他人にバレて、十分な証拠・証言があった場合は“法的にも”勿論アウトですね。
>冷たいようですがブライトブレイドに殺された人は自己管理ができてないという評価しか受けないのが迷宮内の暗黙の了解では。
殺された方に実力あるいは気構えが足りなかったという批判もあるかもしれませんが(それでも主人公達がやられたようなやり口なら普通は防げるものではないと思いますが…)、闇討ちした方にも当然クズ野郎共という評価が付いて回るものではないのかな? と思うのです。
これも、闇討ちしたという事実が証明されたらの話ですが。
>三度笠さん
とりあえず意図するところはわかりました。その上で、
>「いやぁ、なかなか出来ることじゃない。ジンジャーを殺して身ぐるみ剥がれていても文句は言えなかった。本当にありがとう」
ここやっぱりちょっと変だと(言葉が足りてないと)思います。
「~でも文句は言えなかった」=「普通は~で当然であった」
みたいな意味になると思います。
迷宮内の倫理崩壊ハンパネェということに。
より意図に近い文章に変えるとするなら、
「ジンジャーを殺して身ぐるみ剥いでいても(俺達や他の人間には)分からなかっただろうに」
こんな感じではないでしょうか?
これでも、相手を褒めるにふさわしい言葉とは思えないので、自分は
「見捨てられていても文句は言えなかった」
が最適だと思うのですが。
あと「正義の体現者」という言葉はやや極端ではないでしょうか。
自分は「闇討ちをしない」程度のことは、正義(善)ではなくあくまで中庸だと思っています。
主人公のように、闇討ちを是とはしていても、自分からはそういうことやらないようならこれもギリ中庸に入ると思っています。
「無謀に突撃して俺たちのボーナス装備品になればいいのに」とかは性格悪いなーと思いましたけど、この程度考える人はいっぱいいると思いますしね。
要は実行に移すかどうかの差ですよね。この辺は三度笠さんも
>闇討を実行しているからには「悪である」と言えるでしょうが
と仰ってるので共通の認識だと思いますが、これが迷宮探索者の「普通」「標準」なのかどうかが知りたかったのです。
>人によって価値観が変わるごとく、善悪も人によって変わると思うからです。
「ライバルは少ない方がいいから殺すのが当然である」だとかの考えとそれに基づいた行動は、人によって善悪が変わるとかの次元ではなく、一般的な尺度で「悪」と言い切ってしまっていいのではないでしょうか。
>輝く刃の人達も、道端で狼藉を働いている人を見かけたら被害者を救う可能性も充分にあります。
もしこういうことをしていたとしても、迷宮内で闇討ちしてたら、その人間は「悪」ではないでしょうか。
強盗殺人犯だって自分に不利益がない範囲でなら気紛れを起こすこともあるでしょうし、あるいは周囲の評判を上げるのを企図して善行を積むこともあるでしょう。
また長々と書いちゃいましたが、うーん、倫理観について引っかかりを覚えたの、自分だけなんでしょうか? もっと他の人の意見も聞いてみたいところです。
ご指摘ありがとうございます。早速修正しました。
ほまぽよさま
言葉が足りず申し訳ありません。
「殺して身ぐるみ剥がれていても文句は言えない」というのは、自分たち(日光)の知らないところで殺されて身ぐるみ剥がれていても、そのような事件を知る術もないので殺戮者達がどのような報告をしてきたところで文句は言えない、という意味です。
なお、輝く刃の連中は突出して「悪」かと言われると、はい、とは言えません。闇討を実行しているからには「悪である」と言えるでしょうが「突出して」となると微妙なところです。バルドゥックの冒険者に正義の体現者のような人は誰一人として居ません。人によって価値観が変わるごとく、善悪も人によって変わると思うからです。輝く刃の人達も、道端で狼藉を働いている人を見かけたら被害者を救う可能性も充分にあります。
また、主人公のスタンスは仰る通りのスタンスだと思って頂いて良いと思います。
迷宮内における主人公の動向というより「迷宮内で命のやりとりは自己責任」ということでしょう。
能動的に殺すのがアウトでいうのであればブライトブレイドはどうして放置されていたのか。という問題がでます。死人にくちなしの現状です。
冷たいようですがブライトブレイドに殺された人は自己管理ができてないという評価しか受けないのが迷宮内の暗黙の了解では。
アルたちが「殺して身ぐるみ剥がれていても文句は言えない」と表現したのは実際するかどうかは別としての迷宮内部の心構えに近いものでしょう。
それでなくとも億単位のお金が動くのですから
魔物に殺されたジンジャーを見つけて、その遺品を持ち去ったということならセーフ、と。
「殺して身ぐるみ剥がれていても文句は言えない」というのはどういうことなのかなあと。
バレたらブライトブレイドの奴みたいに死罪になりかねないことなんですよね?
救助の見返り払えないだとか、他PTに突破のコツ知られたくないとかで「見捨てる」のは分かりますが、身ぐるみ剥ぐために能動的に「殺す」のはアウトじゃないのですか?
>可能であれば外にばれること無い迷宮内で闇討ちして処分しておきたいところです。
ブライトブレイドの連中が「突出して悪であった」わけではないということでしょうか。
闇討ちもくろむのが「普通」なんですか?
どうも言いたいことがうまく書けてる感じがしないので、伝わらなかったらすいません。
ところで主人公のスタンスは「別に闇討ちやりたきゃやれよ、ただ俺らに仕掛けてきたら徹底的に反撃するけどな」って感じですよね?
主人公のこれまでの行動見ると、内心で悪ぶってはいるけど、自分は実際に利益のために闇討ちだとかはしないタイプ(余裕のない状況下とかではどうするか分かりませんが)だと思ってるんですが、間違ってるでしょうか?
変換ミスってます
また返信遅くなりました。反応ありがとうございます。
「バレなきゃ何してもいい」の考えの人間が本当にそんなにいるのか、というところからスタートした考えですが、なんか考えてるうちによく分からなくなってきました。
>主観ですけど冒険者自身がそこまで拘っていないようにも思えます。別の冒険者が同じ境遇になった場合、その冒険者の嗜好ではまぽよさんがおっしゃる最適な回答をする人もいたりいなかったり・・・中には皮肉や捻くれた回答をする冒険者もいるのでは。言い回しについては個性の範疇に思えました。
これはその通りかもしれません。
三度笠さんは意見取りいれてくれて修正なさったようですが、若干押し付けになっていたかもしれないと反省しております。