解体工事で発生した廃材の処理を無許可で請け負ったとして、警視庁生活環境課などは21日、建築工事会社、ワークシェアリング(東京都八王子市)社長の西修平容疑者(41)と、ワーク社から委託を受けたボイスよこはま(横浜市)社長、鈴木淳容疑者(47)ら計3人を廃棄物処理法違反(受託禁止違反)容疑で逮捕した。
同課はワーク社に解体工事を委託した戸建て分譲大手のアイダ建設(さいたま市)と同社幹部ら数人も同法違反(委託基準違反)容疑で23日に書類送検する方針。元受け業者を同法違反で摘発するのは異例。
西容疑者らの逮捕容疑は今年1月下旬、産廃処分業の許可がないのに、木くずや廃プラスチック類など計約17トンの運搬、処理を請け負った疑い。
同課によると、ボイス社が東京都多摩市の造成地に廃材を不法投棄したという。アイダ設計は1981年設立。低価格の分譲住宅で知られ、2013年3月期の売上高は430億円。同社の担当者は取材に「警視庁の捜査に協力したい」と話している。
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