捨てるだけが断捨離じゃない!物のライフサイクルを考え、自分で終わらせるのではなく他人に譲渡するまでを考えよう。知人に譲渡なら、持って帰ってもらうなり郵送するなりで元箱があると便利だ。
概要
元箱を保管しておくと、知人に譲渡しやすい。電球やUSB扇風機といった壊れやすい物なら元箱がないと持ち運ぶのが不便だ。断捨離するのなら、単に処分するだけよりも知人への譲渡も念頭に置こう。
究極の断捨離マスターでも元箱は保管
筆者は週刊誌の女性セブンに究極の断捨離マスターの称号を授与されたが、それでも元箱は保管している。
収納スペース下段に家電の空き箱がいくつかある。家電を譲渡する際に、純正の箱があれば梱包の手間を減らせるため。
物をもらう人の心理を考える
物のライフサイクル
一般に、人は次の流れで物を入手し手放す。
- 買う、もらう
- 使う、置いておく
- 不要になる、壊れる、なくなる
- 捨てる、譲渡する
もらう場合を考える
他人から物をもらう場合、持って帰るのが難しいとなかなか受け取れないよね。衝撃に弱い物であれば持って帰っている時に壊れてしまうかもしれない。
自分が物をもらう場合にそのような心理になるのなら、自分が他人に物を譲渡する場合に他人も同じような心理になると考えられるよね。
消耗品でも壊れやすければ元箱を保管
筆者は長く使える物(耐久消費財)のみならず消耗品でも不要になれば知人に譲渡するつもりで物を購入している。
知人に直接渡したり郵送する場合、元箱が梱包に最も優れている。また、元箱なら梱包の時間を最も短縮できる。
小結
以上の理由により、元箱を保管していると他人への譲渡はしやすくなるといえる。
知人に譲渡した元箱がある物の具体例
生活家電:セラミックファンヒーター
譲渡するつもりで元箱を保管していても、必ずしも譲渡できるとは限らない。
下図は最近まで保管していた空き箱3つ。左からセラミックファンヒーター、IHクッキングヒーター、ノートパソコン。左端にあるのはお風呂のフタ(賃貸物件の付属物)。
元箱3つの内、譲渡したのはセラミックファンヒーターのみ。
我が家の不要品の暖房器具をめめさんに寄贈したよ。そろそろ海外に引っ越すしで不要だしね。
IHクッキングヒーターとノートパソコンの箱は処分した。冬も日本にいるのなら保管していたが、持ち物を段ボール箱一箱にまで減らす理由ができたのでね。
海外にノートパソコン本体を持っていき、IHクッキングヒーターは本体をminikuraに預ける予定。
消耗品:電球
以前に知人が来た時に我が家の不要品を持って帰ってもらった。その中に電球もあったが、これを裸で持って帰ってもらうのは忍びない。割れると危ないし余計な手間が増えるしね。
電球を譲渡するのも想定していたので元箱を保存していたよ。
売値を上げるための元箱保管じゃないよ
元箱を置いておく理由を売却時の値段を上げるためという人がいるようだ。筆者はそんなことよりも他人に譲渡するときの梱包のし易さや時間短縮、持ち運びのし易さに重きを置いている。
知人に物を譲渡する場合に元箱があると「きちんと保管されていたものだな。安心してもらえる。」という心理効果があるかもしれないね。
まとめ
物のライフサイクルを考え、最後に他人に譲渡することを想定して元箱を保管しておく方がいいね。自分が物をもらう場合を考えれば、どうすれば受け取ってもらいやすいかが見えてくる。