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2010.10.1 FRI
TEXT BY JONAH LEHRER
TRANSLATION BY TOMOKO TAKAHASHI, HIROKO GOHARA/GALILEO
2nix Studio / Shutterstock.com
Twitterでフォローする相手について、GizmodoでJoel Johnsonが興味深い文章を書いている。
彼は、自分がフォローしている人が自分によく似た「白人のギーク」ばかりだということに気がついて、デトロイトに住む黒人の女性(熱心なクリスチャンで、TVのリアリティ番組に出てくるカーダシアン家について頻繁にツイートするという、自分と対極的な人物)のフォローを始めたという。
『Twitter』の最も素晴らしい点の1つは、友人たち(それが本当の友達でも憧れの存在でも)でフォローリストを埋めると、そこが、自分の好きなときに顔を出せる、ゆるいホームパーティーのような空間に感じられるところだ。
Twitterでは、ランダムに選んだユーザーを、クリック1つでリストに追加できる。それにもかかわらず、われわれの大半は、退屈なツイートや脈絡のないツイートにタイムラインを汚染されるのを防ぐために、フォローする相手をかなり厳しく選別している。無理もないことだ! それでも、見知らぬ他人の人生を自分の人生に織り込むことで得られる発見の喜びには、捨てがたいものがあると思う。
こうした「見知らぬ他人の人生」を見るのはそれなりに楽しいことなのだが、わたしは、それ以上の意味があると考えている。
思いがけないツイートに常にさらされていることで、われわれの創造的な可能性が拡張されうると思うのだ──それらのツイートが、間違っていたり、意味が無いように見えたり、単に馬鹿げているものだったとしても。
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