2014年10月25日11時05分
ジャガイモ、顔写真入りのカレンダー、ワイン……。後援会の「観劇会」の収支が大幅に食い違っている問題にからみ、経済産業相を辞任した小渕優子衆院議員の地元で、選挙区内の有権者に様々な物品が配られた可能性が出てきた。票への期待からか、公職選挙法に抵触する恐れがある行為は、各地に根深く残る。
■小渕氏側、地元で配布か
小渕氏の関連政治団体に個人献金した群馬県の選挙区内の有権者に対し、小渕氏側から毎年末、ジャガイモが贈られていた可能性のあることが、複数の個人献金者の話でわかった。
ここ数年、小渕氏の関連政治団体に年間12万円を献金している男性によると、毎年12月ごろ、小渕氏側から、段ボールいっぱいに箱詰めされたジャガイモが送られてくるという。あいさつ状は同封されていないが、「献金のお礼」の意味と受け取っている。また選挙区内に住む別の有権者も同じ政治団体に個人献金をした際、自宅にジャガイモが届いたと証言する。
ただ、献金者への物品の贈与については、献金額の範囲を超えない場合であれば「直ちに違法とはいえない」との見方もある。
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朝日新聞官邸クラブ
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