三菱自動車は24日、「eK―WAGON」「アイ」など軽乗用車8車種、計23万1378台について、改善対策を国土交通省に届け出た。2003年3月~09年1月の製造分が対象。変速ギアを油圧で切り替える部品が割れやすく、油が漏れてギアが動かなくなる恐れがある。変速や後退ができないなどのトラブルが04年以降2838件あった。無償で改修する。

 国交省が定めた保安基準に該当しない部分の不具合のため、道路運送車両法で定められたリコール(回収・無償修理)ではなく、通達に基づく改善対策にとどめた。国交省によると事故に至る恐れは低いという。

 ほかの対象車種はミニカ、トッポBJ、eK―SPORT、eK―CLASSY、eK―ACTIVE、日産ブランドで製造したオッティ。