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木下理樹×石毛輝によるAphex Twin談義、二人が彼を愛する理由
インタビュー・テキスト:金子厚武 撮影:豊島望(2014/10/24)
イギリスの最南西部にあるコーンウォールにて生まれ育ち、若くして「テクノモーツァルト」の称号を得たテクノ界の最高峰、Aphex Twin。13年間の沈黙を経て発表された新作『Syro』を、あなたはもう耳にしただろうか? ロンドンでロゴの入った飛行船が飛んだことを皮切りに、ニューヨークではロゴの落書きが発見され、日本でもロゴのステッカーが突如貼り出されるというゲリラ的なプロモーションが始まると、その情報や画像はSNSを通じて一気に拡散され、「Aphex Twin狂騒曲」がスタート。さらに、9月24日にアルバムが発売されると、本人の露出が極端に限られていたこともあり、作品の内容について多くの人がネットを中心に持論を展開するという事態も起こった。作品の驚くべきクオリティーの高さと、この状況とが合わさって、孤高の天才が今も音楽シーンにおいて絶大な影響力を持っているということが再認識されたと言っていいだろう。
今回CINRAでは、そんなAphex Twinことリチャード・D・ジェームスの魅力をさらに掘り下げるべく、彼のファンを公言するART-SCHOOLの木下理樹、the telephonesの石毛輝を招いて、対談を実施した。ライブのSEでAphex Twinの代表曲“Girl/Boy Song”を使い続けている木下、バンドとは異なる一面を見せるソロ作において、電子音楽家からの強い影響を感じさせる石毛。共にいわゆるテクノアーティストではないが、それでもいくらでも話ができてしまうという時点で、Aphex Twinがいかに特異な魅力の持ち主であるかがわかるというもの。すでに『Syro』を聴き込んでいるあなたには、新たな切り口の提示となることを、まだ『Syro』と出会っていないあなたにとっては、新たな世界の扉を開く、未知との遭遇のきっかけとなることを願って。
ART-SCHOOL(あーと すくーる)
2000年に結成。木下理樹(Vo/Gt)のあどけなく危うげなボーカルで表現する独特の世界観が話題に。度重なるメンバー変遷を経て、2012年からは木下、戸高賢史(Gt)の2人に、元NUMBER GIRLの中尾憲太郎(B)、MO'SOME TONEBENDERの藤田勇夫(Dr)がサポートで加わる。2014年4月9日、約2年振りとなる7thアルバム『YOU』をリリース。リード曲“革命家は夢を観る”は、ラッパー環ROYをゲストに、 朋友ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文をプロデューサーに迎え制作。
ART-SCHOOL.net
the telephones(ざ てれふぉんず)
2005年に結成。Vo/Gt/Syn 石毛が創造する様々な音楽の情報量を感じさせる楽曲と、エネルギッシュ且つ個性あふれるステージングで、埼玉・東京を中心に活動し、独自のダンサブルなエレクトロサウンドでライブハウス、クラブシーンを問わず動員を増やす。2011年には、キャリア最大のワンマン『SUPER DISCO Hits ファイナル -そして伝説へ-』をさいたまスーパーアリーナにて開催。2013年9月には、POLYSICSとイギリスとフランス、ベルギー、スイスと4か国6公演の初のヨーロッパツアーを行った。2014年6月4日に、6枚目のアルバム『SUPER HIGH TENSION!!!』を発売。
the telephones official site
すごい美しいメロディーの曲もあるし、かと思うと、すごい歪んだ音で全部ぶち壊したり、それも含めて、「人間ってそういうもんだよな」って気持ちにさせてもらった(木下)
―まずは、Aphex Twinとの出会いのアルバムと、フェイバリットアルバムを教えてください。
石毛:僕は今30歳なんですけど、出会ったのが18歳くらいで、たぶん最初に聴いたのは『Drukqs』(2001年発売)。ちょうどロック以外の何かを聴いてみたいと思ってた時期に、地元の埼玉のディスクユニオンで展開されてて、聴いてみたらびっくりして。それで、さかのぼって『Richard D. James Album』(1996年発売)とかを聴いて、Polygon Window(リチャード・D・ジェイムスの変名プロジェクト)とかThe Tuss(メンバーは正式に公表されておらず、Aphex Twinファンの間では「リチャードなのでは?」という噂がある)とかも聴いてました。一番よく聴いたのは『Richard D. James Album』だと思うけど、今一番好きなのは『Selected Ambient Works 85–92』(1992年発売、Aphex Twinのデビューアルバム)ですかね。
左から:木下理樹(ART-SCHOOL)、石毛輝(the telephones)
―理樹さんはどうですか?
木下:リアルタイムで初めて聴いたのは『Richard D. James Album』で、その後すぐに『Come to Daddy』(1997年発売)が出て、自分も真似してみようと思って。当時はまだリズムマシンが手打ちだったから、ウォーってドラムンベースみたいにやってみたんだけど、あとから聴いたらクソだったんで、「向いてねえな」って思いました(笑)。一番好きなのは、『Richard D. James Album』の1つ前の作品ですね。
―『I Care Because You Do』(1995年発売)?
木下:そう、あれはすごかったですね。『Selected Ambient Works 85–92』も大好きですけど。
―『Richard D. James Album』に出会ったのはいくつぐらいですか?
木下:18歳ぐらいだったと思います。
―二人とも同時期ですね。それって、Aphex Twinの音楽が18歳ぐらいの若者に響く要素を持ってるってことなんでしょうか? それとも、石毛さんが言ったみたいに、ロック以外に興味を持ち出すのがその頃ってことなのか、どうなんでしょう?
石毛:最初はわけわかんなかったと思うんですけど、それがかっこよかったんですよね。初めてロックを聴いたときの感じに近いというか、よくわかんないんだけど、衝動みたいなものがガッと来て、理解しないままかっこいいと思ってた。僕が好きになるのって、大体そういうのが多かったんですよ。当時って、わかりやすいポップスは嫌う傾向あったじゃないですか?
―わかります(笑)。
石毛:そういう時期にピッタリだったんだと思いますね。「やべえ、俺音楽詳しいかも」って錯覚に陥る感覚。10代ならではの中二感というか、それを存分に味わせてくれました(笑)。
―理樹さんにとっては、10代の自分にAphex Twinはどう響いたのでしょう?
木下:Aphex Twinの曲をART-SCHOOLのSEでずっと使ってるんですけど……。
―“Girl/Boy Song”、大名曲ですよね。
木下:90年代後半ぐらいって、The Chemical BrothersとかThe Prodigyとか、デジロック系のアーティストと、SquarepusherとかのWARP(エレクトロニカ、IDMを中心としたイギリスのレコードレーベル)ものが流行ってて、僕が行っていた心斎橋のタワレコにそういうコーナーもできてたから、一通り聴いたんですけど、やっぱり彼は別格なんですよね。すごい美しいメロディーの曲もあるし、かと思うと、すごい歪んだ音で全部ぶち壊したり、それも含めて、「人間ってそういうもんだよな」って気持ちにさせてもらったし、あと情景が浮かぶんです。結構な田舎で育ったんですよね?
―コーンウォールっていう、イギリスの最西端です。
木下:だから、ずっと夢想してたんだと思うんですよ。ほとんどヘンリー・ダーガー(アウトサイダーアートの代表的な作家で、誰に見せることもなく半世紀以上描き続け、死後作品が評価された)みたいな。WARPに声をかけてもらわなかったら、そのまま死んでたかもしれないけど、それでも本人はまったく不幸せとは感じてなかったと思う。
―それこそ、『Selected Ambient Works 85–92』は10代にベッドルームで作った曲を集めたもので、ずっと夢想しながら作ってたのかもしれないですね。
木下:WARPに初めて送ったデモテープに、普通名前とか書くじゃないですか? でも、草原に羊が1匹座ってるだけの絵が描かれたデモテープが送られてきて、WARPの人が「何だこいつ? 面白いな」ってなって、そこからWARPとの関係が始まったらしいですからね。
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