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最終更新:2014年10月24日(金) 13時24分

最終処分場巡り 掘削調査開始も住民抗議で引き揚げ

 放射性物質に汚染された指定廃棄物の最終処分場を巡り環境省は、宮城県内の候補地の一部でボーリング調査に着手しました。しかし、候補地の1つである加美町では反対住民が抗議し、調査が開始できない状況です。

 「なんで(封鎖)しなければならないの。環境省では地元が反対している所には、やることはできないと大臣は言っているでしょ」

 宮城県加美町の田代岳地区では、調査に反対する住民およそ50人が候補地周辺の道路に座り込むといった抗議活動を行いました。

 環境省では、地質や地盤を調べるためボーリング調査を行う予定でしたが、加美町では住民らが強く反発し、調査のための機器を積んだトラックなどが現場に入れず、作業が始められない状況となっています。

 トラックはいったん現場から引き揚げ、環境省が今後の対応を協議しています。(24日11:40)

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