しっきーのブログ

ブログ名変えました

名作ボードゲーム『DiXit(ディクシット)』を遊んでみたらすごかった!!



概要
  • 名作ボードゲーム「Dixit(ディクシット)」をやった。
  • すごいゲームだった。簡単にルールとか感想とか書いてく。
  • かわいい女の子と一緒にボードゲームがしたい。



 僕はゲーム系の記事とかよく書いてるんだけど、その対象はデジタルゲームだった。しかし、昨日、ひょんなことから大学でボードゲームをやった。それがすごく面白くて、今だに感動冷めやらないので記事を書くことにするぜ!


ディクシット 日本語版

ディクシット 日本語版


 やったのは、フランスの「ibellud(リベリュー)」という会社が制作した「Dixit(ディクシット)」というボードゲーム。僕は疎いの恥ずかしながら知らなかったんだけど、2010年のドイツ年間ゲーム大賞受賞作品で、ボドゲ好きなら誰でも知っているのだろう。世界中にボードゲームブームをもたらした超名作らしい。(ibellud公式サイト(フランス語)


 そのボードゲームはあるヤリチンが持ってきたんだけど、どうせヤリチンがやるようなゲームなんだろ?と思ったら、ホントにそうだった!できれば女の子と一緒に遊びたいタイプのゲームだった!(昨日のメンバーは全員男だったけど)

 でも、ディクシット自体はめちゃくちゃいいゲームだったんだ。「ボードゲームってすげえ!」って感動しちゃった。


DiXit(ディクシット)とは?

 対象年齢8歳以上だからルールは超簡単。バージョンによって違うらしいんだけど、プレイ人数は3人から12人まで。プレイ時間は1回30分くらいが目安っぽい。

 ボードゲームって口頭でやり方説明するの難しいんだよね。一応このブログでも説明していくけど、ゲーム紹介動画とかあるからそれを見てもらえると手っ取り早い。



【BGA】 #71 ディクシットオデッセイ(Dixit Odyssey) - YouTube


Dixit(ディクシット)のルール

 人気ゲームだけあって続編や他のバージョンがたくさん出てて(僕が遊んだのは「ODYSSEY(オデッセイ)」というバージョン)、それぞれ細かい所は違うのかもしれないけど、根本のゲーム内容はとてもシンプル。


 ディクシットに必要なものは、基本的には「数十枚のカード」と、「得点を記録できるもの」だけ。それだけ揃えばゲームができる。


 カードには数字や記号が書いてあるわけじゃなく、ただ絵が書いてある。それも、なんとも言いがたいカオスな感じの絵が多い。


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 これはAmazonの画像ね。フランス人が作っただけあっていい感じでしょ?



 そしてコマとボード。これは得点を記録しておくものであって、ボードやコマの形に特別な意味があるわけではない。でもうさぎのコマは可愛いよね。数字が書かれた札は、プレイヤーがカードを選ぶときのポインターとして使う。


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 僕がやったバージョンのボードはこんな感じ。


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 おおまかな流れを説明していく。例えば6人でやるとすると、山札の中から一人5枚カードを引く。トランプみたいにそれぞれ相手に見えないように持つ。


 順番に親(ゲーム内の用語では語り部)が回ってくる。親はカードを手札から1枚伏せて選び、何でもいいから「ワード」を言う。この「言葉」がディクシットというゲームの肝だ。言葉は何でもいいが、自分の選んだカードのイメージに合った言葉を設定するのがこのゲームの主旨になる。(また、必ずしもワードである必要もなく、歌とか踊りとかでも、とにかく何らかのイメージが示せればいい。)

 そして、このときに親が選んだカードが各プレイヤーにとっての「正解」になる。


 それから、親以外のプレイヤーは手札の中から親が言ったワードのイメージに合ったカードを1枚選んで伏せて出す。なくなったぶんの手札は山札から随時補充していい。


 親は各プレイヤーからカードを集め、(親はカード中身を見ていい)シャッフルして、全プレイヤーに見えるように並べる。


 親以外の各プレイヤーは、並べられたカードの中から親が選んだ正解のカードを当てる。全員決めたら、同時にそれぞれの予想を開示する。このとき、自分が選んだカードは絶対に間違いだとわかるので、選んではいけない。


 親のカードを当てたプレイヤーは駒を前に進める。また、プレイヤーが親以外のカードを選んでしまった場合、そのプレイヤーが選んだカードを出したプレイヤー、つまり上手く手札から親以上にイメージの合うカードを出せたプレイヤーは、そのカードが正解だと予想したプレイヤーの数だけ駒を前に進めることができる。


 こう書くと何やら難しい駆け引きが必要なゲームに思えるけど、ディクシットは駆け引きのゲームではなく、イメージを探り当てようとするゲームだ。

 プレイヤーの立場からすれば、素直に親が出したワードと一番合いそうなカードを出せばいいし、カードを選ぶときは、親が言ったワードと同時に選んだであろうカードを予想すればいい。だから、相手の想像力したものを真剣に当てようとするゲームになる。(むしろ駆け引きは、その場にいる人間の特徴によって起こる)



 このゲームの肝は、「カード」と「ワード」を選ぶ親にシステム上の制限がかかることだ。

 親は手札から1の枚カードとそのイメージに合った言葉を選ぶんだけど、もし各プレイヤーが全員「正解」のカードを選だ場合、親以外のプレイヤーはみんな駒を進めることができる。よって、一人だけ駒が進まない親は時事t上ペナルティを受けることになる。このルールは、例えば「砂時計」みたいに、カードに書いてあることをそのまま親が言ってしまうのを防ぐ仕組みだ。

 また、各プレイヤーが全員「正解」以外のカードを選んでもダメ。これも、騙せた人だけが進んでしまうから親のペナルティになる。このルールは、親が選んだカードとまったく結びつかないようなワードを選ぶことを防ぐ仕組み。


 親が駒を進める条件は、「プレイヤーの少なくとも一人が親の出したカードを選び、少なくとも一人は自分でない人のカードを選ぶこと」。だから親は、「誰かは正解するけど全員は正解しない」という微妙なラインを狙って「ワード」を選ばなければならない。このルールがディクシットの上手いところだ。

 だから、普通にやれば、親が選ぶワードは抽象的なものになりやすい。



 ディクシットがすごいのは、「ワード」は何でもいいという創造性があるところなんだよね。親はワードを設定するときに微妙な線を拾わないといけないから、色んな解釈が可能な絵に色んな解釈が可能なワードを重ねあわせることになる。だからゲームはプレイヤー次第で無限に奥深くなる。


Dixit(ディクシット)は女の子とやりたいゲーム

 言葉は本当に何でもいい。「真実の愛」とか「殺意の波動」とか「クラインの壷」みたいな概念的なワードでも、「千石撫子」とか「KBTIT」とかその場にいるプレイヤーの名前でもいいし、「アンチ・オイディプス」とか「謎の村雨城」のような作品名とか、「うひょおおおおおお」とか「ぶりぶりぶりぶりぷしゃー」みたいな擬音でもいい。やるにはそれなりのノリとテンションが必要だが、歌とか踊りとか演奏とかでも、イメージが伝われば何でもいいのだ。


 もちろんその場にいる人間によって駆け引きとかは色々あるんだけど、基本的には「この人はどういうイメージや想像力を持っているんだろう」ということを深く考える必要があるゲームだ。つまり、感性を探りあって、ぴったり当たる人が勝てるゲーム。さすが世界一濃厚なセックスをすると言われるフランス人の発明だぜ!!

 普通に考えて可愛い女の子とかと一緒にやりたいゲームなんだよね。わかるでしょ?この気持ち。


 このゲームを愛好してるとは、さすがヤリチンと言わざるをえない。やっぱりヤリチンってすごいんだな。ヤリチンを見下したり嫌ったりするのではなく、良いところは積極的に学んでいかなければならない。こういうゲームをして感性を磨くのだ。

 ちなみに、昨日一緒にゲームした奴らは全員心の汚れた男だったのであまり快くはなかった。(僕達が発したワードの3分の1くらいは下ネタだった)

 しかし、ゲームシステム自体にはすごく感動した。あと、カードに書いてある絵もすごくいいんだよね。やってみるとその良さがわかる。


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 今手元にゲームがあるわけではないのだ。やってたときは、これは誰かに広めたい!みたいな感じで記念にパシャパシャ撮ったけど、記事にするんならもっとちゃんと写真撮っておけばよかった。いや、記事にしたいなあ、と漠然とは思っていたんだけど……ブロガーとしての意識が問われるな。

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 うさぎ型の駒もめっちゃ可愛いんだよね。ボードゲームの良さですな。

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 僕がやったバージョンは12人でもプレイできるオデッセイというやつ。色んなバージョンがあるし、コレクション用に一つ欲しいけど、5000円はちょっと高いかな。多分やる機会とかないだろうし(´・ω・`)

ディクシット:オデッセィ(DiXit ODYSSEY) 多言語版

ディクシット:オデッセィ(DiXit ODYSSEY) 多言語版


Dixit(ディクシット)は手作りでもできる

 ディクシットはボードゲームなんだけど、特別なボードに依存するわけでもなく、普遍的なゲームのルールを打ち出すことに成功していると思う。ルールはシンプルだし、適当なカードと記録用に紙とかペンとか用意すれば製品を買わなくてもできる。

 カードは自分たちで作っても面白いし、例えば遊戯王カードとかでもできないことはない。必要なものは「いろんな解釈ができる数十種類のデータ」と「得点を記録しておくもの」だけだからね。


 フランス語読めないのでよくわからないけど、オンラインでディクシットできるんだね。大会とかもあるのかな。ゲームソフトでもウェブアプリでもいいから出してくれないかな。  仕組み自体はデジタルにうつしても問題なくできるんだけどね。もともとはボードゲームだけあって、知り合い同士でやるからこそ盛り上がる部分もあるけど、顔の見えないオンラインのガチ対戦くらいのレベルだと複雑な心理戦が繰り広げられるのかも。



 まあ、とにかく、名作ボードゲームやってみたらすごく感動したと言うことでした。ボードゲームに興味湧いてきたんだけど、他に何か面白いものないかな?なんだかんだ言ってアナログなものが手元にある感覚っていいよね。任天堂もamiiboとかでそういう方向を進めてるし、時間があったらもっとボードゲーム勉強してみたい。むしろ今までディクシットを知らなかったという見識のなさを恥じるべきかも。誰かいいボードゲーム知ってたら教えて下さい。



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