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阪神CS突破に「戸惑い」3割 関学大が虎ファン調査

神戸新聞NEXT 10月24日(金)16時1分配信

 25日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕するプロ野球日本シリーズを前に、関西学院大文学部総合心理科学科の三浦麻子教授が阪神ファンにアンケートを実施した。9割近くが日本シリーズ進出を喜ぶ一方で、「戸惑い」を感じているファンが3割に上った。レギュラーシーズン2位からの「下克上」に、虎党はまだ半信半疑の様子だ。(松本大輔)

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 アンケートはクライマックスシリーズ(CS)終了後の22、23日にオンラインで実施。全国の阪神ファン287人(男性183人、女性104人)から回答を得た。

 日本シリーズ進出時の気持ちについて「喜び」「楽しみ」「戸惑い」「怒り」など8項目を質問。それぞれ5段階で感情のレベルを尋ねた。

 「喜び」の質問では「とても感じた」「やや感じた」と答えたファンが89・9%(258人)を占めた一方で、CS突破については「とても驚いた」「やや驚いた」が78・8%に上った。

 レギュラーシーズンは優勝した巨人とは7ゲームの大差をつけられた。CSでの予想外の進撃に28・6%が「戸惑い」の感情を抱き、日本シリーズに向けては14・6%が「不安」と答えた。夏場以降に一時失速し、期待を裏切ったためか、日本一の確率を「8割以上」と答えたファンは24・4%にとどまった。

 自身も熱烈な阪神ファンという三浦教授は「感情が相反するアンビバレントな結果。CSで勝つと思っていなかったから、どうしていいのか分からない、という状態ではないか」と分析している。

最終更新:10月24日(金)21時38分

神戸新聞NEXT

 

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