民団と総連が初の共同組織 「伊賀コリアン協」発足
在日本大韓民国民団(民団)と在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の両三重県伊賀支部は19日、生活上の問題に共同で取り組む「伊賀コリアン協議会」を設立した。両者の中央本部によると、共同組織の発足は都道府県本部や地方支部を通じて初めて。
同協議会では、政治問題に立ち入らないことを活動の条件とした上で、高齢者介護や若い世代への母国語教育など共通して抱える問題について、市当局などとの折衝に共同で当たるという。
同日、伊賀市内で開かれた結成祝賀会で、民団伊賀支部の申載三・支団長(57)は「他の住民団体とも歩調を合わせて多文化社会の実現を目指したい」と語り、市内に多数が暮らす南米出身者らへのアドバイスや支援を行う方針も示した。
【共同通信】
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