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NYのエボラ陽性医師、前日に地下鉄でボウリング場や公園へ

2014年10月24日 14:13 発信地:ニューヨーク/米国

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1/3 NYのエボラ陽性医師、前日に地下鉄でボウリング場や公園へ ▲ キャプション表示
×米ニューヨーク(New York)にあるクレイグ・スペンサー(Craig Spencer)医師の自宅があるマンション前に立つ警官(2014年10月23日撮影)。(c)AFP/Getty Images/Bryan Thomas
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【10月24日 AFP】米ニューヨーク(New York)市で23日、西アフリカ・ギニアから帰国した後にエボラウイルス陽性と診断された医師は、診断の前日に地下鉄に乗り、市内のボウリング場や人気の公園を訪れていた他、約4.8キロのジョギングもしていたことが明らかになった。レストランに立ち寄った可能性もあるという。

 クレイグ・スペンサー(Craig Spencer)医師(33)は西アフリカで、国際医療支援団体「国境なき医師団(Doctors Without BordersMSF)」のメンバーとしてエボラ出血熱患者の治療に携わった後、欧州を経由して17日にニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港(John F. Kennedy International Airport)に到着した。

 ニューヨーク市当局によると、スペンサー医師は帰国後、1日に2回自分で検温し、できるだけ人に会わないようにしていた。23日になって初めて高熱などの症状が出たが、その前日に地下鉄を乗り継いでブルックリン(Brooklyn)地区ウィリアムズバーグ(Williamsburg)にあるボウリング場を訪れていたという。このボウリング場は予防措置として現在封鎖されている。

 同市当局には、スペンサー医師が症状を示す前の48時間の同医師の行動について問い合わせが相次いでいる。同市保健当局のメアリー・バセット(Mary Bassett)氏が記者会見で説明したところによると、スペンサー医師は22日、ボウリング場に加え、チェルシー(Chelsea)地区にある鉄道高架路線跡地を緑道として再開発した公園ハイライン(High Line)を訪れていた。また、3マイル(約4.8キロ)のジョギングをした他、レストランに立ち寄った可能性もあるという。

 同医師が地下鉄に乗っていた際は発熱や下痢、嘔吐、出血といったエボラウイルスの感染につながる症状は出ておらず、「地下鉄に同乗していたことが問題となる可能性は非常に低く、ほぼゼロと言っていい」とバセット氏は述べた。

 バセット氏によると、スペンサー医師と接触のあった婚約者と2人の友人は隔離された。全員、何の症状も示しておらずエボラ熱の検査を行う必要はないという。スペンサー医師が乗ったタクシーの運転手も、直接の接触はなかったため危険はないという。(c)AFP

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