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鉄道少年、ついに電車を作る 「どこでも行けるレベル」

朝日新聞デジタル 10月24日(金)20時41分配信

 埼玉県立川越工業高校(川越市)電気科の3年生13人が、実際の在来線と同じ軌道幅で、架線からパンタグラフで電気をとって走る本格的な電車を完成させた。装置の細部まで凝った手作りで、鉄道少年らのこだわりと夢が詰まった「川工電鉄」。25〜26日の同高文化祭「工業祭」で来場者を乗せて走る。

【動画】高校生が手作りした「川工電鉄」=西堀岳路撮影

 歴代の3年生が取り組み、5年がかりで完成させた。運転台がありモーター2個で走る2両と、モーターなし1両の計3両編成。生徒の運転手と車掌、客20人を乗せることができ、学校内に敷いた長さ約60メートルの線路上を、カタンコトンと軽快な音をたてて走る。

 台車や車体など部品のほとんどは、鉄板や鉄骨を切ったり、削ったりして、溶接やねじ留めで作った。シートは西武鉄道から贈られた特急レッドアローの中古品、運転台の制動操作器はオートバイの部品の流用と手作り感いっぱいだ。

朝日新聞社

最終更新:10月24日(金)21時56分

朝日新聞デジタル

 

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