
喫煙所のウッディな外観
ファッションや音楽のイメージが先行するが、実は松濤美術館やBunkamuraザ・ミュージアム、山種美術館など「アートなスポット」も多い渋谷。そんなエリアのど真ん中である宇田川町の吉本無限大ホールの向かいに今月、新しいアーティスティックな施設がオープンした。
雰囲気のある木材の壁と天井に施されたミントの装飾。一見するとログハウスのようだが、実はコレ、「ナチュラル アメリカン スピリット」を製造するタバコメーカーのサンタフェ ナチュラルタバコ ジャパンの取り組み。同社がメディアアートユニットの「プラプラックス」とコラボして手掛けた“喫煙所”なのだ(21歳以上の喫煙者のみ入場可能。入場の際は公的身分証明書の提示が必要)。
この喫煙所は11月9日まで設置され、中ではプラプラックスの作品「Smoking Art」を体験できる。早速、なかに入ってみると、キャンペーンガールさんたちがお出迎え。「ナチュラル アメリカンスピリット」の製品紹介や試喫(1パック)をさせてもらうとともに、なにやら壁に空いた穴に「息を吹きかけてください」と促された……。試してみたところ、おぉ、アニメーション映像が浮かび上がってきた!
⇒【写真】はコチラ http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=735496
「この作品を制作する際、喫煙所に来たお客さんがただタバコを吸うんじゃなくて、なにか楽しめる物を作りたいと思ったんです。そこで、“アラジンの魔法のランプ”ではないのですが、タバコの煙(息)から何かイメージが浮かび上がるような仕掛けにしようと思った。『ナチュラル アメリカン スピリット』さんはタバコを可能な限り大地に負担をかけない方法で栽培するなど環境にこだわっているので、そういった“大地の温かみ”を手書きのアニメーションで表現しました」(プラプラックス代表・近森氏)
アニメーション映像は全部で3種類あり、息を吹き込む穴を変えることによってストーリーが完成する仕組みだ。また、こちらの施設自体は老朽化したコンテナを再利用しており、床の木材もアメリカで100年近く使われていた工場の床を移植するなど、徹底して“リユース”にこだわっている。そんなビンテージ感のおかげか、都会のど真ん中にいるのに、どことなく海外のキャンプ施設に来たような気分になる。
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壁の穴に息を吹きかけるとアニメーション映像が
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キャンペーンガールさんが丁寧に案内してくれる
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喫煙所内の展示物も雰囲気を盛り上げる
アート作品とちょっとしたアウトドア気分も味わえるこちらの喫煙所。ただ単に“一服”するよりも、有意義な時間を過ごせることは間違いなさそうだ。 <取材・文/日刊SPA!取材班>