写真集「大島優子」と映画祭「前田敦子」の卒業後判定〈週刊新潮〉
BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり 10月24日(金)11時0分配信
十把一絡(じっぱひとから)げの学芸会集団とはいえ、大島優子(25)と前田敦子(23)は曲がりなりにも選抜総選挙でトップになり、“国民的アイドルグループ”AKB48でセンターを務めた2人。彼女たちは卒業という美名の下に“独立”して、一方は写真集を出し、他方は国際映画祭に出席している。卒業後も活躍しているのは、一体どっちだ。
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〈私の心を読んでいただき/本当にありがとうございました!〉
大島が、5年間続いた公式ブログの閉鎖を発表したのは26歳の誕生日を迎える5日前、10月12日のことだった。一時、彼女は月間投稿回数が155回に達して“ブログの女王”とも呼ばれていた。スポーツ紙記者によれば、
「大島は、ブログを閉鎖した理由を明確にしていません。実は、新たなブログへ移行することが決まっていて、そちらは有料会員しか閲覧できないのです」
ブログでひと儲けしようと考えているようだが、取らぬ狸の皮算用にならないか。
「ブログでも十分商売できると思います。それは写真集の売り上げを見れば一目瞭然です」
こう語るのは、芸能ジャーナリストだ。
「大島は、9月18日に卒業後初の写真集『脱ぎやがれ!』を発売しました。セミヌードを披露したこともあり、約10日間で3万部以上も売れたのです。それまでSKE48の松井玲奈の写真集が約2万部でトップだったが、彼女はその記録を1万部以上も上回り、実力の差を見せつけました」
現在、大島のレギュラー番組はテレビ1本だが、出演料が1本4000万〜5000万円と言われるCMは14本。さらに、
「11月15日に公開される角田光代さん原作の映画『紙の月』には、大島も出演しています。主演の宮沢りえさんを追い詰める銀行員役を熱演していて、評論家たちの評判も悪くない。彼女の代表作になるかもしれません」(同)
一方、選抜総選挙では大島に2勝1敗と勝ち越していた前田敦子。AKB卒業後、彼女は4本の映画に出演している。
「前田は、来年1月公開の『さよなら歌舞伎町』にも出演しています。その作品が10月5日に釜山国際映画祭で上映され、彼女も出席しました。そこで“やりたい道を歩けて今、満足しています”と挨拶しました」(先の記者)
すっかり、ご満悦の前田だが、将来はそれほど平坦な道が開けているわけではないという。映画ライターが今後を占うと、
「彼女が映画に出演できているのは演技力ではなく、制作サイドの話題作りという要素が強い。人気という点では、陰りが出ています。その証拠に、出演した映画は、興行的にはどれも失敗している。つまり、彼女には観客動員力がないのです。映画に出演するという自己満足だけでは、この先オファーが続くとは思えません」
卒業後は明暗を分けた2人だが、どちらも芸能界でセンターには立てそうにもない。
「ワイド特集 地上にも台風の目」より
※「週刊新潮」2014年10月23日号
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最終更新:10月24日(金)11時0分
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