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文化功労者のちばさんが喜びの声10月24日 13時33分
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今年度の文化功労者に17人が選ばれ、このうち漫画家のちばてつやさんは「漫画が日本文化として認められたということでうれしく思います」と喜びを語りました。
文化功労者に選ばれた漫画家のちばてつやさんは東京都出身で75歳。
昭和31年に漫画家としてデビューし、ボクシング選手が主人公の作品「あしたのジョー」やゴルフを題材とした「あした天気になあれ」などで知られています。
特に代表作の「あしたのジョー」は社会現象を巻き起こす大ヒット作品となり、テレビアニメ化されたほか、実写の映画も2度作られています。
こうした実績が高く評価され、平成14年に紫綬褒章を、平成24年には旭日小綬章を受章しています。
近年では後進の育成にも力を入れていて、平成17年からは宇都宮市にある文星芸術大学の美術学部でマンガ専攻の教授を務めています。
文化功労者に選ばれたことについて、ちばさんは「漫画が日本文化として認められたということでうれしく思います。漫画を書くのは苦しい面もあるが、我慢していいものができれば日本中の、そして世界中の人に読まれる大きな力を持っている。これからもいい作品が生まれるよう若い人を育てていくのが私の役目だと思っています」と話していました。