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「記事の人物実在せず」 茨城新聞がおわび
10月24日 18時46分

水戸市に本社がある茨城新聞社が、ことし7月に掲載した白血病で闘病生活を送る高校の野球部の元女子マネージャーが高校球児を応援しようと始めた活動を紹介した記事について、この元女子マネージャーは実在しなかったとして、24日の紙面で記事を訂正し、おわびしました。

この記事は、ことし7月27日に茨城新聞の紙面に掲載され、白血病で闘病生活を送る18歳の高校野球部の元女子マネージャーが、高校球児を応援しようと始めたひまわりを植える活動を紹介したものです。
茨城新聞社によりますと、先月、この元女子マネージャーが亡くなったとの情報があり、記事を書いた20代の男性記者が確認したところ、活動自体は行われていましたが、元女子マネージャーは架空の人物で、中部地方に住む20代の女性がうその説明をしていたことが分かったということです。
この男性記者は、活動に協力していた茨城県内の社会人の野球クラブの関係者には直接会って取材をしていましたが、この女性に直接取材しようとたところ、病状の悪化を理由に断られたため、スマートフォンでメッセージをやり取りする無料アプリ「LINE」で取材を進め、記事にしたということです。
茨城新聞社の井坂幸雄編集局長は「取材の過程で当人への裏付け作業が十分だったとは言えず、記者の指導をさらに徹底します」とコメントしています。

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