宮城県のニュース
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加美町ボーリング調査見合わせ
放射性物質を含む指定廃棄物の最終処分場の建設に向けて、環境省は24日、宮城県内の3つの候補地で、候補地の絞り込みに向けた本格的なボーリング調査に入ることにしていましたが、このうち加美町では、町長や住民が抗議活動を行っていて、調査に入れない事態となっています。
放射性物質を含む指定廃棄物の最終処分場の建設に向けて、環境省は、24日から宮城県内の候補地の栗原市、大和町、加美町で候補地をひとつに絞り込むための本格的なボーリング調査に入ることにしていて、このうち栗原市と大和町ではけさから準備作業を進めています。
一方、調査の受け入れに強く反対している加美町では、候補地の田代岳の入り口手前400メートルほどの地点に、猪股洋文町長をはじめプラカードなどを掲げた住民40人あまりが集まりました。
そして、午前9時過ぎに環境省の職員やコンサルタント会社の調査員らが訪れると、猪股町長が「わたしは先日、小里環境副大臣に、現地調査の即時中止を訴え、小里副大臣は『重く受け止める』と言っていたのに話が違う」と述べ、調査を行わないよう求めました。
これに対し、環境省の職員が調査への理解を求めたものの、結果的にいったん引き上げ、今後の対応を検討することになりました。
東北地方環境事務所の東利博保全統括官は記者団に対し、「この状態ではとうてい作業をするのは難しいと考えています。今後、どうするか本省と相談して対応を決めたい」と話していました。
加美町の猪股町長は今月20日、環境省を訪れ、町に事前の連絡をせずに現地調査を強行したとして抗議していました。
10月24日 13時18分