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 福岡管区気象台は24日、霧島連山のえびの高原・硫黄山(宮崎県えびの市、1317メートル)周辺に火口周辺警報(火口周辺危険)を発表した。小規模な噴火が起きる可能性があるとして、硫黄山から半径1キロ以内に立ち入らないよう呼び掛けている。

 気象台によると、硫黄山付近では6月ごろから火山性地震が増え、8月20日には約7分間の火山性微動を観測。山の北西が隆起するような地殻変動も確認されたという。今月21日の現地調査では、噴気や地熱などは確認されていない。23日にあった火山噴火予知連絡会で、「火山活動が高まっており、推移に注意が必要」と指摘された。こうした点から気象台は噴火予報(平常)から火口周辺警報に引き上げた。

 硫黄山は気象庁が噴火警戒レベルの仕組みを運用している全国30火山に入っていないが、気象台はレベル2(火口周辺規制)と同等の警戒が必要だとしている。

 硫黄山は、霧島連山・韓国(からくに)岳の北西側の山腹に位置し、近くを県道や登山道が通る。14世紀以降に2度、マグマ噴火を起こしたことが分かっている。