米Sony Pictures Entertainmentがウォルター・アイザクソン著「スティーブ・ジョブズ」を原作に準備中の映画の主役がクリスチャン・ベールに決定した。この映画の脚本を担当するアーロン・ソーキン氏が10月23日(現地時間)、Bloombergのインタビューで明らかにした。
Sony Picturesは原作の出版直後に版権を取得したと報じられていた。ジョブズ氏の役には、レオナルド・ディカプリオが決まりかけていたが降板し、クリスチャン・ベールの他にマット・デーモン、ベン・アフレック、ブラッドリー・クーパーなどが候補に挙がっていた。
米Facebookの映画「ソーシャル・ネットワーク」も手掛けたソーキン氏はインタビューで、この役には年齢も含めたあらゆる点で最適な俳優を求め、それがベールだったと語った。ベールは役柄に合わせて風貌まで変える役作りで知られ、「ザ・ファイター」のボクサー役でアカデミー助演男優賞を獲得した。
ソーキン氏によると、ジョブズ氏の伝記映画の主役のセリフの量は普通の映画の3倍あり、ほとんどすべてのシーンに出ずっぱりになるという。「非常に困難な役だが、ベールはやってのけるだろう」(ソーキン氏)
この映画に先行して公開された米Five Star Feature Filmsの「スティーブ・ジョブズ」では、アシュトン・カッチャーがジョブズ氏の役を演じた。
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