JUSCPAの重田直人です。
昨日のトランク運びの筋肉痛が
ありますが、サプリメントをのんで
今週も張り切って参りましょう!
既にライフケアでは準備をしていました。
さて、安部内閣は再生という言葉を
よく使います。
なかばブームのようになっていますが
現実の再生はどうでしょうか?
事例が豊富にあるわけではありませんが
一例を紹介します。
2013年2月、自分を含めた新経営陣は
ある証券会社を公開買付しました。
15年以上続いた、ベンチャー企業
向けの資金調達を専門にしていた会社。
新しい事業であるクラウドファンド。
ネットを使った、小口の貸金業を
立ち上げるためです。
日本では、金融業は金融庁の厳格な
許認可が必要であり、証券会社の衣が
必要でした。
ところが、この証券会社の経営基盤が
脆弱でした。
再生して、存続させないと
新しい事業が立ち上がらない。
許認可だけでも半年以上かかる。
まづ行ったのが減資。
株主の了解のもと、断行しました。
減資をして大会社でなくなると
税金や会計監査人等の費用が削減できます。
次にリストラ。
証券会社の従業員全員を自然退職。
組合との泥試合が一年間続きました。
業績が回復しないので
監査役会も解散。2名の仲間を外に出し
自分も非常勤に
生活できないので
投資不動産を売却して食いつなぐ。
そして、昨年11月に金融庁の許認可が
おり、クラウドファンドが日本で始めて
立ち上がりました。
現在は金融商品取引法が改正され
規制が緩和されましたが
そして、この9月の臨時株主総会で
新会社のクラウドバンクの立上と
株主併合で、証券会社の株主を整理。
反対株主は株主買取請求権の行使で保護。
来月には、常勤の監査役を採用し
新事業を軌道にのせる。
会社を存続させることは生易しい
ことではありません。
身銭を切り、地べたを這いつくばり、
あらゆる誹謗中傷に耐え
始めて出来るのです。
それでも出来ない場合もあります。
もう一度出来るのか
と言われれば、出来る自信は正直
ないです。
今の経営陣には戦友意識があります。
共に戦った仲間。
これが事業再生の現実です。
ちなみに、愛犬の故郷は岐阜です。
挨拶してきてください。
今日も頑張ろう!![メラメラ](/contents/186/105/712.mime1)