腕を組まないで、背筋をピンとして、笑っている女性は美しく、自信あふれる男性は逞しい。
自分がフレンドリーで礼儀正しく見られるための振る舞いや身振りというのは、みなさん両親からいくつか学んでいるかと思います。
最近の研究では、立ち居振る舞いによって他人からの印象だけでなく、自分自身の自分に対する印象も変えることができることが分かってきました。
社会心理学者でハーバード大学ビジネススクール准教授であるAmy Cuddy氏が、TEDに出演した際に発表したこちらの動画。
“行為に結びついた認知(認知の具現化)”と名付けられたこの概念は、
あるポーズを取るだけであなたに自信がみなぎり、他人からの評価が良くなることを証明しています。
2012年に公開されたものではありますが、今なお視聴者からの感動の声が止まず、これまでYoutube上で4百万人以上もの人に再生されています。
講演の中でAmy氏は、
“力のポーズ(Power Posing)”に関する研究の最前線について語りました。
”力のポーズ“とは、あなたが取るポーズ、姿勢が、あなたが持つ自信に影響しうることを意味しています。
詳細は動画で述べられているので割愛しますが、力のポーズを数分間取るだけで、そうしなかった人よりも
面接官からの評価が高かったそうです。
話の内容でも資質でもなんでもなく、態度が効果を発揮するものだと証明されました。
“Amy Cuddy氏が公表した内容は、つまり特定の動きやポーズをとることで心理的な変化をもたらすことができるということです。これは一例ですが、文章を読む際、同じ文でも眉間にしわを寄せて読む時のほうが怒気を込めた口調になってしまうことが分かっています”。
ボディランゲージの専門家で、カリフォルニア大学のビジネススクールで研究も行っているTanya Vacharkulksemsuk氏はこう説明します。
認知の具現化の例はこれだけではありません。
腕や笑顔、手の動作等体の様々な部分が気持ちや雰囲気、人への態度に影響することがすでに研究で実証されているのです。
是非上のビデオを見て、ボディランゲージをうまく活用するためのポイントを学んでみてください。