大学に脅迫電話の疑い 男逮捕10月23日 19時00分
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いわゆる従軍慰安婦の問題の取材に関わった、朝日新聞の元記者が非常勤講師をしている札幌市の大学に、「爆弾を仕掛ける」という内容の脅迫電話をかけたとして、警察は新潟県に住む64歳の男を威力業務妨害の疑いで逮捕しました。
男は容疑を認めているということです。
逮捕されたのは、新潟県燕市新生町の上村勉容疑者(64歳)です。
警察の調べによりますと、上村容疑者は、いわゆる従軍慰安婦の問題の取材に関わった朝日新聞の元記者が非常勤講師を務めている札幌市厚別区の北星学園大学に、先月、「まだ勤務しているのか。爆弾を仕掛けてやるからな」などと脅迫電話をかけて大学の運営を妨げたとして、威力業務妨害の疑いがもたれています。
警察は、電話の履歴などから上村容疑者が事件に関与したとみて、23日午前から事情を聴いていました。
調べに対して「電話をかけたことは間違いない」などと供述し、容疑を認めているということです。
北星学園大学にはことし5月と7月に「講師を辞めさせないと学生に危害を加える」などと書かれた脅迫文が虫ピンのような針と一緒に封書で送られてきたほか、朝日新聞の別の元記者が教授を務めていた大阪の帝塚山学院大学にも同じような内容の文書が届いていて、警察は関連についても調べています。