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ちしきの金曜日 2014年10月24日
 

すすめ!万葉線

一瞬、三軒茶屋にいるのかと錯覚した
一瞬、三軒茶屋にいるのかと錯覚した
富山県の高岡に行った。

駅を出ると、目の前を赤い路面電車が通り過ぎた。それはまるでヨーロッパのトラムのようなお洒落な外観だった。

どこまで行くのか分からないけど、咄嗟にあれに乗ってみたい!と思って、何も調べずに終点まで行ってみることにした。
萩原雅紀 萩原雅紀(はぎわらまさき)
1974年東京生まれ。最近、史上初と思う「ダムライター」を名乗りはじめましたが特になにも変化はありません。著書に写真集「ダム」「車両基地」など。 個人サイト:ダムサイト

高岡市民の足

高岡の駅前にいたら、真新しい駅の中から真っ赤な路面電車が出てくるのが見えた。高岡にも路面電車が走っていたなんて知らなかった。
なんかかっこいいのが出てきた
なんかかっこいいのが出てきた
交差点の真ん中を渡って
交差点の真ん中を渡って
ふいーんと軽快に走って行った
ふいーんと軽快に走って行った
駅に戻ると、真新しいホームや待合室があって、やがてそこに電車が入ってきた。日本の路面電車らしからぬお洒落な雰囲気。
スイスあたりの地方都市のトラム、といった趣
スイスあたりの地方都市のトラム、といった趣
調べるとこの路面電車は万葉線と言って、戦後すぐに高岡市民の足として開業し、その後何度か会社が変わりつつ今は第三セクターで運営されているらしい。

咄嗟に、これに乗ってみたい!と思った。終点まで行くつもりだけど、途中で気になった場所があったら降りたいので、乗り降り自由のフリーきっぷを買った。
船にも乗れる、というのがお得感あったのでこれにしてみた
船にも乗れる、というのがお得感あったのでこれにしてみた
窓口じゃなくて運転士さんから買うので日付けが手書きなのがいい
窓口じゃなくて運転士さんから買うので日付けが手書きなのがいい
路線図を見ると意外と駅がたくさんある。終点まで49分というのは路面電車としては長距離なのではないか。真新しいトラムに乗り込むと、内部も路面電車の最新トレンド、と言えるモダンでスタイリッシュな内装だった。路面電車界詳しく知らないけど。

運転席もここだけ見ると新幹線のよう。
分かりづらい説明をすると歯医者の待合室のような雰囲気
分かりづらい説明をすると歯医者の待合室のような雰囲気
新幹線は言い過ぎたか
新幹線は言い過ぎたか
日中は15分に1本と、ちょうど利用しやすい間隔。やがて発車時間となり、2両編成のトラムはフィーンという軽快な音を出しながら動き出した。
カーブでも車内の通路は密着している
カーブでも車内の通路は密着している


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